《以下引用》
「政府は17日午後、混乱が続いている防衛省次官人事で、小池防衛相が求めていた守屋武昌防衛次官の退任を認め、後任に増田好平・人事教育局長を昇格させる人事を決めた。28日の閣議で正式決定する。小池氏が内定していた警察庁出身の西川徹矢官房長の次官への昇格は認めない一方、守屋氏が自らの後任に推していた旧防衛庁生え抜きの山崎信之郎運用企画局長の昇格も見送った」(8月17日『読売新聞』)《引用ここまで》
異常事態といってもいい状況の末に官邸が決断したわけだが、安倍首相の判断の甘さ、内閣掌握の甘さは見逃せない。ことの重大さを、世論の動向を測って決めたのだろうか。閣僚と官僚の、本来ならばあり得ない確執が表沙汰になったばかりか、次官が大臣をあからさまに批判する、このことだけでもシビリアンコントロールをないがしろにする行為であり、首に値する事態なのに、痛み分け、そして新人事という点だけを見ればケンカ両成敗並みに落ち着いた。
こういうほころびは、これからももっと表に出てくるだろう。一旦は国民の審判が下ったにもかかわらず、そこを読み間違えたことから来る結果でもある。
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