Re-Set by yoshioka ko

■責任議論は必要か

 財政再建団体への転落が決まっている夕張市で、市幹部たちの大多数が3月一杯で辞める、という。このニュースは複雑だ。それは、そもそもこういう事態を招いた責任は誰であり、どこにあるか、という問題と不可分だからだ。

 普通の市民感情から言えば、「勝手に逃げ出すのかよ」というものだろう。退職金話が絡めば、公務員のくせに自分勝手だ、という怒りの声も出る。しかし市民には全く落ち度がないのか? と問われれば、ありません、と言い切れる人はあまりいないのではないか。

 税金の使い道を誤った、ということで言えば、市長以下役所の責任はあまりにも大きい。だが、その税金の使い道も、市民が選んだ市長や議員によって決められた、となれば、市民責任論も噴出するかも知れない。そんな!という思いは残るにしても、である。

 財政危機からの立ち直りのプロセスをしっかり見極めていく、ということも、わが身に降りかかることもあるのだ、というところからいえば、これからは大いに必要とされるに違いない。

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