コオーディネーショントレーニング

2013年11月10日 | ダンス&ミュージカル
今日は講義を受けてきた。

JACOTの理事と順天堂大学の講師をお招きした宗像市の主催の
コオーディネーショントレーニングという講義だ。

脳科学の研究理論をもとに運動能力を向上させるトレーニング。
自分の体の芯をつかみ、コントロール、統合する能力を向上させるトレーニングだ。

東京の小学校では教育庁がその必要性を認識し、
東京の小学校の体育授業で取り入れているそうだ。

今のこどもたち、そして大学を卒業したくらいの若者は
外遊びが減っているため
体のコントロールする力が欠けている。
また、習い事等により、個々の能力、筋力はあるレベルにあっても、
それを統合する力が致命的に欠けているため
学校や仕事でもけがや故障が増え、
支障をきたしている事例が多いという。

それは私もダンスやミュージカルを指導する中で感じてきたことでもあった。
うまく体が連動していない。。。

まさに、コオーディネーショントレーニングというのは
脳を使って運動系統を統合していくトレーニングだった。
運動神経系、感覚系を総動員したトレーニングだ。

体の核となるトレーニングをしていくことで
脳の新たな領域を刺激し
走りもジャンプも歌も頭も良くなっていく。

10時から15時までの講義と実践の時間はあっという間に過ぎた。



理論と実践をふまえた講義は開眼することもたくさんあったが

うれしかったのは

私がダンスやミュージカルワークショップの中で、
こどもたちや大人たちにお伝えしてきたことも多々あったことだ。

伝えてきて良かったなとしみじみ思った。

技術の習得のみではない
その根底となる体づくりはこれからも大切にしながらレッスンに活かしていきたい。

また、脳から体への指令の出し方も大変参考になり、
明日からさっそく実践していきたいと思う。

まだまだ奥が深いコオーディネーショントレーニング、
しっかり勉強して皆さんに伝えていく。

次の講義は3月に鹿児島で2日に渡ってある。
公演の次の週なので、行ってくるつもり。

それは必ずこどもたちのよりよい未来につながっていくので
がんばりたい。