8月5日、気温35℃前後、晴れな金曜日~
こんな良い天気なんだからどこかに出かけよう
そうだ!蘇州に行こうヽ(^。^)ノ
実は、ここ数日、蘇州に行こうと観光本とか調べていたんだけど、調べれば調べるほど興味が湧かない。
私は、豫園の庭園の良さが理解できず、入園して間もなく退場した輩なので、どうも庭園が素晴らしいと言われてもピンとこない(-.-)
まぁ百聞は一見に如かずと言うので、取り敢えず行ってみますか的な計画です。
蘇州と言ったら、時代が異なる4ヶ所の庭園を見た方が良いらしい。しかもこれらは世界遺産。
そのうちの2ヶ所(留園、拙政園)においては、中国4大名園に入るらしい。
多分、4ケ所も見たらお腹いっぱいになっちゃうから、今日のところは1ケ所だけ見て来よ。
という、やる気のない蘇州散歩に行ってきました。
持ち物は、
●出かける30分前にプリントした、12~13時台の上海発列車時刻表、17~20時台の蘇州発時刻表。
上海に同じ名前の蘇州麺屋がアチコチにあるので名前を知っていた”滄浪亭”への行き方のプリント1枚。
蘇州ラーメン紹介記事のプリント。
●水1本
●カメラ、予備電池
●パスポート
●財布
●携帯電話
●ハンドタオル、ティッシュ
以上です。
訪問の目的は、
●蘇州の庭園は見て楽しいかを確認する。
●蘇州の最新の地図を入手する。
●蘇州ラーメンを食べる。
の3つ。
よ~し、大義名分と準備ができた。いざ!出発~っ!
12時頃に家を出発し、上海火車駅に向かう。
チケット売り場の列に並んだのが12時37分。
チケットに並んで、買って、手荷物チェックに並んで…
と考えると12時54分発でイケるかな 2等席39.5元。
荷物検査を通ってゲートで待機。間もなくホームに移動して乗車!
昆山南、蘇州の2駅乗車で、乗車時間30分だからねぇ。
プリントアウトして来た蘇州ラーメンの記事を読んでいると、昆山南駅から中国人親子&祖母の3人が乗り込んできた。
空いている私の隣の席に子供を座らせて、大荷物を荷台に乗せ終わったら、私に向かって一言。「あそこの席に移ってもらえる?」
でた この人たちきっと席無し乗車だよ。
あそこって何処だよ。。。
「私は次降りるから待ってもらえますか?」と答えると、「あ?」的なお顔をなさったが、無視。
結局、私の隣に祖母が座って、後方座席に親子は去って行った。
意地悪した感じで嫌な気持ちが残った。。。
その後15分もしないうちに蘇州に到着~。時刻は13時半を回ったところ。
改札に向かいます。
改札を出て北広場方面に進んで行くと地下鉄2号線の乗り場がありますが、ここはスルー。
土地勘が無いので、帰りのチケット売場、案内所、地下鉄・バス乗り場等々、駅をチェック。
まずは最新版の地図をゲットしよう!
駅の外でお爺ちゃん、お婆ちゃんが2元で地図を売っていますが、これには手を出してはいけません。
改札から北に向かって歩いてきた先の1Fに上がるエレベータ手前に「旅遊諮問中心」があるので、ここで「地図ちょうだい!」と言えばタダでもらえます。
さて、 蘇州駅から離れて、どっか観光しに行こう!
と言っても、私がプリントしてきた”滄浪亭”への行き方によると、地下鉄1号線で”楽橋”に移動して、そっから歩けと書かれている。
が、地下鉄1号線の乗り場がわからない。
こんな時、バス好きさんは駅の横に隣接しているバスターミナルに真っ直ぐ向かう。
バスいっぱいある~ヽ(^。^)ノ
が、いっぱい有り過ぎてどのバスに乗ればいいのかわからない。。。
バスの路線図を見ていると、観光バスの勧誘員がやって来た。
「いらない」と3回ほど断ったら、「乗らなくてもいいから、お前は何処に行きたいんだ?」と言ってきた。
「楽橋に行きたい」と告げると、じゃぁ「1路だ。7番乗り場だ。」と教えてくれた。
良い奴じゃん
御礼を言って、バス乗場に向かい1路に乗り込む。
なにせ蘇州は初めてなので、バスが何処を通って行くか全くわからない。
外の景色を見ていると、蘇州の街並みは街路樹が茂り、江南の風情が残る、歴史が長い街に感じるなんとも落ち着く風景である。
なんか楽しくなってきたぞ~
そして、バスは目抜き通りの人民路を通って行く。
百貨店が並ぶ辺りの人民路周辺は、只今工事の真っ最中
道の修繕に合わせてか、太平洋百貨店、お隣の観光地「怡園」も外装工事中。
バスを降りてから十全街っ道を過ぎるまで人民路を歩いて進めって書いてあるけど、工事で狭くなった道を車、バイク、人が共用して歩くのは危ないし、景色もよろしくない
ので、1本中の錦帆路を歩いて行く。
歩いていると、道毎に歴史紹介がされている交通局の看板にであう。
「この道は、春秋時代の呉の都市 滝城子城西の城濠で、古くは錦泛溪、又は錦帆溪と呼ばれていました。
現在は、近代国学大家・章太炎旧居、報国寺、中立蘇州独立支部旧跡の建造物があります。」
って説明がされている。
なんてことない道だけど、人々が生活している道を歩くのは楽しい☆
ここを真っ直ぐ行くと十梓路に突き当たり、仕方なく人民路の危ない道を暫く南に歩いて行くと、バス停が。。
1路のバス、ここまで来るじゃん
バス停から20歩も歩かずして滄浪亭への道の入口があった
蘇州駅から”滄浪亭”に行かれる方は、北広場のバスターミナルから1路バスに乗って「工人文化宮」で下車すると、1~2元でたどり着けますよー
まぁ、歩いたことで蘇州の雰囲気を味わえたからいいか(前向きに行こう、前向きに)
滄浪亭街を掘に沿って進んで行くと、左手に「可園」、右手に「滄浪亭」があります。
入場チケット売場は「可園」側にあって、「大人1枚」と伝えるだけでは買えません。
「どのチケットだ?」と聞き返されて焦る チケットに種類があるのか。。
可園&滄浪亭セット入場券(繁盛期:4、5、7-10月)40元/人、入園一回限り) ※閑散期は30元
可園入場券(繁盛期:4、5、7-10月)25元/人、入園一回限り) ※閑散期は20元
滄浪亭入場券(繁盛期:4、5、7-10月)20元/人、入園一回限り) ※閑散期は15元
ん?滄浪亭よりも可園の方がチケットが高いってことは、こっちの方が見応えがあるのか?
と思って、可園&滄浪亭セット入場券40元を購入し、まずは可園に入場する。
可園の紹介文を略して読むと、
「蘇州に唯一現存する書院園林で、敷地面積は6267平方メートル。北宋の詩人蘇舜欽が滄浪亭を造営した時、可園は一部であった。雍正年間にこの地に”近山林”という名の花園が作られ、そこから”楽園”と呼ばれ、乾隆帝の時代に”可園”と改名され200年以上の時が経ち、今に至る。園内の主要建造物を回廊が結び、繰り返される蘇州古典庭園の曲折幽探は、歩くたびに景色を変え、特長的であり情緒あるもので、人々を引き付ける。」
ですと。
確かに、園内はスッキリとした景観豊かな静かな庭園です。
梅、李、杏子の木が植えられているようなので、春先に訪れると素敵なのではと思われます。
が、私には、中国のどこに行ってもある庭園に見えた。。。
特に庭園に思い入れの無い方は、滄浪亭だけ見学できる20元のチケットでいいと思います。
さ、お向かいの滄浪亭も見てしまいましょう。
滄浪亭は、約1000年の歴史がある蘇州最古の庭園で世界遺産。蘇州四大名園のひとつです。
園に入ると、白い壁際に沿って回廊が続いている。
回廊の途中で外にでれて、外側にも回廊が巡っている。
園を周回して行くと、中央部の小高い築山にたどり着き、園を眺めることができる。
周回する小道の先には数々の堂や竹林があり、それらを回廊が繋いでいる。
築山に上る一方の道は、石を積んだ迷路のようになっており、そこを抜けると池庭にでたり、築山に上る道があったり。
回遊するのも楽しい。
豫園の石ばかりの庭園と違って、自然と融合した気持ちの良い空間があった。
そもそも蘇州自体が水と緑が豊かな土地で、ただ散歩をしているだけでも楽しそうな街である。
やっぱ来て見てよかった。
蘇州四大庭園は、時代が古い順に滄浪亭(宗代)、獅子林(元代)、拙政園(明代)、留園(清代)。
数回に分けて、あと3ヶ所の世界遺産も見にこよーっと(^^♪
さ~て、最後の目的、蘇州麺を食べに移動しますか。
確か観光ガイドブックにも必ず載っている、日本人にもお馴染みの≪同得興≫の支店がこの近くに有るはずだ!
さっそく地図アプリで場所を検索。
十全街まで戻って、お店を探すと、、、
なぜじゃー お店が閉まっている。。。定休日なんじゃろうか
慌てるな、確か街の中心部にも一軒あったはずだから、そっちに向かおう。
と気を取り戻して、バス(1元)で楽橋まで戻る。
店は太平洋百貨店と怡園の間の道にあるはずなので向かってみると、、、
え(;・∀・)…
店はあるから一応いってみようかね。。。
行ってみたが、やってない(-_-;)
でも普段営業はしているっぽいので、店の周りをじっくりみてみると…
営業時間は、朝6:10~昼13:00までだそーな(;'∀')
今日の計画だと、駅から真っ直ぐ来ても食べられんかった 失礼しました~
でも、蘇州麺は食べたい。第一、お昼食べてないからお腹が空いた
では、第二候補の≪陸長興≫に行ってみよう。
と、地図アプリで探す。
おぉー、結構近くにあるっぽいぞ
そっちの方向に向かったら、偶然だけど蘇州の一番栄えてるっぽいとこに出てしまった。
観前商圏と言うレストラン街の中に、そのお店の住所はあるんだけど、探すもない。
上海に戻る事を考えたら、蘇州駅を18時台には出発したいので、第二候補も諦めて、第三候補の≪五芳斎≫にすることに。
このお店は、≪陸長興≫を探している途中で目撃したので大丈夫。
このお店の看板メニューは、五香大排麺(18元)らしいので、そちらを注文。
あっさり醤油のお汁。麺は博多麺的なコシの少ない棒面。
ん~ この麺であれば、上海で食べる≪滄浪亭≫の方が美味しいなぁ
名物に旨いものなしかぁ?
これは是非リベンジが必要だな(^-^;
さて、駅に急いで戻ろう。
近くのバス停を探して、駅行のバスに乗り込む。
バスはいいねぇ~。
街を適度に周回してくれるので、ざっくりと位置関係や街の雰囲気を把握できる
駅に着いたら鉄道のチケット売場に直行!
窓口で、20分ぐらい後の空席を調べてもらうがなかった。
駅員が、18時台の汽車は無席券しかないので、19時台にした方が良いと言うので、素直に19時06分発のチケットを購入。
席が有っても、無くても、チケットの値段は同じだからねぇ。
いやぁ~、家から1時間半ぐらいで蘇州まで遊びにいけちゃうなんて便利になったもんだ。
味をしめたので、また遊びにこよっと
☆☆蘇州のバス☆☆
蘇州のバス料金。
最初は1元だと思っていたんだけど、どうやら路線によって料金設定が異なるらしい。
パターン① 乗車料金1元+空調代1元(3、4、10、11月は対象外)
パターン② 乗車料金1元のみ
地域バスは1元と理解すれば良いのかな(^^?
★★蘇州の地下鉄★★
後から見ると、観光するには地下鉄も便利そう。
地下鉄料金は2~7元。
一日券 15元、三日券 35元 地下鉄のみ使用可。
◆◆廃刊寸前、今週のシュール◆◆
最近、シュールな作品になかなかお会いできていなくて掲載に及ばす。
しかし、帰りの上海駅出口改札から地下鉄3、4号線方面に向かう地下街で、ひとつ見つけました!
ピヨピヨ言いながら、グルグル回る魚( ̄▽ ̄)
買っちゃう人いるのかなぁ。。
魚はピヨピヨ言わんし、物凄い勢い尾びれフリフリで回ってて、ひくし( 一一)
-----
●滄浪亭(世界遺産) 蘇州市人民路滄浪亭街3号
●同得興_観前店(蘇州麺屋) 蘇州市嘉餘坊6号 Tel 0512-6511-3808
●同得興_十全店(蘇州麺屋) 蘇州市十全街624号 Tel 0512-6516-5206
●五芳斎_平江路店(蘇州麺) 蘇州市平江路434号 Tel 0512-6200-8316
※山塘街141号、十全街990号にも支店があるようです。