個人的なことだけど、わたし、仕事のことで、今上がったり下がったり
どうして、わたしだけこうなんだろう……と悩むこともたびたび。
たまたまジュリーのいろんな記事を読んでいて、コンプレックスというところを見つけた。
Tさんにお借りした「ザ・スター」というインタビュー集。
1976年2月6日の記事。
中2の2学期、野球部のキャプテンになって、ひとつの立場ができ、立場を維持しなければならない義務ができた。
ある立場に立ったがゆえに出来るコンプレックスがあることを知った。
運動部の連中は頭が単純で……と言われるのが嫌で、嫌いな勉強を始め、数学と音楽をのぞいてオール5になった。
タイガースのジュリーになってからは、歌が下手だ、とよく言われた。歌手の立場として生まれたコンプレックス。
「サウンド・イン・S」で初めて歌う曲ボラーレのサビのメロディーがとれないので、NGを自分から言い出す。まただめだ。でも、他の出演者とスタッフを待たせるにも限りがあり、無理にOKのサインを出して。ああまた大きなコンプレックスを胸にしまいこむ。
「滝の白糸」に出演したとき、このときはほとんどコンプレックスがなかった。歌手としてのぼくは、役者の立場として苦しむ必要がなかったのだ。
ところが、6日間の公演が連日満員で終わったときに、新たなコンプレックスが起きた。唐十郎さんは、ショーとして完ぺきな仕上がりを企てる人で、同じショーマンとして、ぼくの歌の世界と立場をひとつにしたとき、それはあまりにも開きすぎていた。
↓
ここの、「それ」が何を指すかいまいちよくわかりませんでした。
最初は歌手としてやっていたからあまりコンプレックスを感じてなかったけど、だんだんやっていくうちに、ショーマンという立場でコンプレックスを感じてきた、という意味でしょうか?
立場を持つぼくは、常時不安を持つ。自分の言葉に対しても自信がなくなってくる。もっと自信をもてとよく言われる。自信をもったら、コンプレックスをなくしたら、ぼくは終わりになるのを知っている。
歌い終わり、またコンプレックス人間に戻り、あいまいな言葉でインタビューを続ける。
コンプレックスを素直に出して言った「……」の部分が紙面でふくらんで自信にあふれたぼくになり、一人歩きし始める。ちがうちがう。
ジュリーは還暦の年のコンサートのとき、よく言ってた。歌が下手だ、下手だ、と言われ続けてきたって。
わたしなんか、どこが下手なの~って思ってるけど、本人にしてみたら、それはかなりのコンプレックス?
確かに、立場が生み出すコンプレックスはあるよね。今のわたしがまさにそれだもの。責任ある立場になって、わたしは今、楽しみでもあるけど、まったく自信ない。
わたしは明日も立場から生まれるコンプレックスを背負わなきゃいけなくなりそうた。助けてよ~、ジュリー。
どうして、わたしだけこうなんだろう……と悩むこともたびたび。
たまたまジュリーのいろんな記事を読んでいて、コンプレックスというところを見つけた。
Tさんにお借りした「ザ・スター」というインタビュー集。
1976年2月6日の記事。
中2の2学期、野球部のキャプテンになって、ひとつの立場ができ、立場を維持しなければならない義務ができた。
ある立場に立ったがゆえに出来るコンプレックスがあることを知った。
運動部の連中は頭が単純で……と言われるのが嫌で、嫌いな勉強を始め、数学と音楽をのぞいてオール5になった。
タイガースのジュリーになってからは、歌が下手だ、とよく言われた。歌手の立場として生まれたコンプレックス。
「サウンド・イン・S」で初めて歌う曲ボラーレのサビのメロディーがとれないので、NGを自分から言い出す。まただめだ。でも、他の出演者とスタッフを待たせるにも限りがあり、無理にOKのサインを出して。ああまた大きなコンプレックスを胸にしまいこむ。
「滝の白糸」に出演したとき、このときはほとんどコンプレックスがなかった。歌手としてのぼくは、役者の立場として苦しむ必要がなかったのだ。
ところが、6日間の公演が連日満員で終わったときに、新たなコンプレックスが起きた。唐十郎さんは、ショーとして完ぺきな仕上がりを企てる人で、同じショーマンとして、ぼくの歌の世界と立場をひとつにしたとき、それはあまりにも開きすぎていた。
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ここの、「それ」が何を指すかいまいちよくわかりませんでした。
最初は歌手としてやっていたからあまりコンプレックスを感じてなかったけど、だんだんやっていくうちに、ショーマンという立場でコンプレックスを感じてきた、という意味でしょうか?
立場を持つぼくは、常時不安を持つ。自分の言葉に対しても自信がなくなってくる。もっと自信をもてとよく言われる。自信をもったら、コンプレックスをなくしたら、ぼくは終わりになるのを知っている。
歌い終わり、またコンプレックス人間に戻り、あいまいな言葉でインタビューを続ける。
コンプレックスを素直に出して言った「……」の部分が紙面でふくらんで自信にあふれたぼくになり、一人歩きし始める。ちがうちがう。
ジュリーは還暦の年のコンサートのとき、よく言ってた。歌が下手だ、下手だ、と言われ続けてきたって。
わたしなんか、どこが下手なの~って思ってるけど、本人にしてみたら、それはかなりのコンプレックス?
確かに、立場が生み出すコンプレックスはあるよね。今のわたしがまさにそれだもの。責任ある立場になって、わたしは今、楽しみでもあるけど、まったく自信ない。
わたしは明日も立場から生まれるコンプレックスを背負わなきゃいけなくなりそうた。助けてよ~、ジュリー。