日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

4ヶ月で11キログラム減量成功

2015年12月02日 23時51分48秒 | ブラジル事情

 実は今年の6月末に日本に帰国した。

 それは左膝の治療のためだった。

 昨年の6月末に道で転んで、鉄の棒に左膝を強打して以来、左膝が日に日に悪くなり、今年の3月初めにブラジルで手術した。

 しかし、1ヶ月経っても2ヶ月経っても良くならず、杖を使って歩行するまで悪化してしまった。そこで仕方なく、日本での再手術も念頭に帰国した。

 日本ではサッカー日本代表のチームドクターなる方に診てもらったが、X線を撮っても悪い部分は見つからず、薬を飲んで様子を見ることになった。

 日本滞在は4週間であったが、膝が痛くてどこも行けないので、膝の治療を兼ねて実家近くのプールに2週間ほど通った。

 子供の頃に6年ほどスイミングスクールに通っていたが、本格的に水泳をしたのは実に30年ぶりであった。

 ブランクがあまりにも長いため、最初は600メートルくらいから始め、毎回100メートルくらい増やして、最終的には休憩しつつだが合計で1200メートルくらい泳げるようになった。

 7月末にブラジルに帰国したが、治療のためにやはり水泳を続けたほうがいいと思い、こちらでスポーツクラブに入会した。

 今度は1000メートルくらいから徐々に増やし、最終的には2000メートルまで増やした段階でそれをノルマに週3回泳いでいる。

 日本では2週間に10回もプールに行ったにも関わらず、体重は2キログラム増えてしまい、終に人生初の80キログラムの大台を超えてしまった。

 ブラジル帰国後にも水泳を続けようと思ったのはダイエットのためでもある。

 1ヶ月目はこの水泳だけで4キログラム痩せ、76キログラムまですぐに戻せた。

 しかし、そこからはプールに週3回行こうが4回行こうが、体重がなかなか減らない。

 そこでネット上でいろいろと調べたら、プールで1時間泳いでも消費カロリーは500キロカロリー程度で、1日で1キログラム減らすには7000キロカロリーを消費する必要があることが分かった。

 つまり、運動だけで減量するのは至難の業であることが分かったのである。

 従って、水泳のほかに食事制限にも取り組むことにした。

 最初は多少食事の量を減らすことで、減量しようとしていたが、思っていたほどは効果が出ない。

 そこで再びネットで調べると、食材ごとにカロリーが詳細に記載されており、どうやったら食事制限で減量できるかの仕組みが分かってきた。

 大雑把に言えば、成人男性の1日の消費カロリーは約2000キロカロリー。従って、1日1500キロカロリーにすれば、1日当たりマイナス500キロカロリーになり、7日間なら3500キロカロリー、つまり500グラムの減量ができるという計算なのだ。

 これをきちんと続ければ、1ヶ月でおよそ2キログラム減量できる。

 理論上は簡単だが、実行するのは結構難しい。なぜなら、よほど食事の種類・量を制限しないと1500キロカロリーというのは簡単に超えてしまうからである。

 例えば、ポテトチップスは一袋650キロカロリーもある。以前はこれを1日で2袋食べていた日もあるので、そりゃあ太る訳である。

 ご飯は1合で550キロカロリー程度。以前は1食で1合食べていたが、これを1日で1合に減らした。そうすることで、他の食材に消費カロリーを回せる。

 そもそもご飯など炭水化物の量は減らさないと、体重は落ちないみたいなので、そこにはかなり気をつけないといけないのかなというのが実感として分かってきた。

 そんなこんなの悪戦苦闘の日々を乗り越え、日本から戻ってきて4ヶ月で約11キログラムの減量に成功し、終に10年ぶりの60キロ台に突入した。

 ただ、60キロ台と言っても、身長は170センチメートルしかないので、まだまだ太り気味である。何しろブラジルに最初に来た18年前は65キログラム程度だったので、とにかくあと5キログラムは減量しないと話しにならない。

 そして、最終的には62キログラムくらいが理想体重なのかなと思う。そこまで落とせたら、何を着ても格好良くなるかなと思う。

 80キログラムから69キログラムへと11キログラム落とした時点で、お腹が引っ込み、おっぱいも小さくなるなど、体型に関してかなり改善は見られているものの、まだまだ道半ばであることは確かだ。

 ただ、体重を落とすことで膝への負荷を減らし、膝の痛みを軽減させるという当初の目的は残念ながら効果が出ていない。要は根本的な問題は体重ではないので、今後さらに7キログラム減量できても、膝の痛みは改善されない可能性は極めて高い。 

 それでも減量の意志は強い。

 何とか理想体重まで減量し、膝の痛みを軽減して、痛みのない普通の生活を送れるようになりたい。

 ずっと苦しみながら生きていくのは嫌だから。

 


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