日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

「カンフーパンダ2」を娘と見て

2011年06月13日 18時05分46秒 | ブラジル事情

Kung Fu Panda 2 - Trailer 2 (Dublado Pt-Br)

 週末は封切りされたばかりの「カンフーパンダ2」を娘と映画館に見に行った。先日「リオ」を見に行った事を書いたが、映画は子供向けのものしか見ていない。(笑)

 たまには大人向けの映画も見たいものだが、わざわざ映画館まで足を運ぶ気力がない。実は「パイレーツ・オブ・カリビアン4」も「スクリーム4」も見に行きたかったが、結局行かずじまいである。

 その点、娘が一緒だと、娘を喜ばせたい一心で映画館に行ける。今回娘はそれほど行きたくなかったようだが、最終的にはこの映画を見て満足したようだ。

 実はこの映画は1も娘と映画館に見に行っている。

続編であるためにストーリーに若干「作られた」感があったことは否めないが、主人公であるパンダの生い立ちに焦点を当てつつ、その仲間達が活躍する様子をアクション満載でお届けしており、子供が十分楽しめる作品に仕上がった事は確かである。

ただ、1では多かったユーモアな場面が少なかったり、アクションが多過ぎて、ストーリー性に欠けていたり、展開が読めてしまったり、改善点は多くあるのかなあと思った。まあ、子供向けの作品だから、ストーリーは勧善懲悪で単純の方がいいのかもしれないが。

同作品は中国国内でも大ヒットしているそうだが、これに対し、芸術家や文化学者らから、「米国人による中国文化に対する侵略だ」として、ボイコットを呼びかける動きが出ているというニュースをネット上で見かけた。

ボイコット呼びかけの中心はパンダを使ったパフォーマンス・アートで知られる芸術家の趙半狄氏で、同氏は、「中国文化への熱愛をうたいながら、中国人をバカにした映画」「すべては金もうけと洗脳が目的だ」として、中国紙にボイコット広告を出すなど反対運動を展開中だそうである。

僕自身はこの映画を見て、中国人を侮辱しているようには見えなかったが、作品の受け取り方は十人十色だから、仕方ない面もあるだろう。

ただ、この作品が文化侵略であれば、忍者と亀を組み合わせた「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」も日本文化への侵略であろうし、前述の「リオ」もブラジルを売り物にした金儲けになると思う。

どこの世界でもそうだけど、売れると叩かれるんだなあと思った。


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