日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

半沢直樹

2013年07月17日 20時35分32秒 | 日本事情

【TBS】放送直前!初回2時間SPのみどころ!!7月7日21時『半沢直樹』スペシャルプロモーション映像

 半沢直樹という日本のドラマを見ている。まだ、1話と2話しか見ていないが、なかなか面白い。

 主人公の半沢直樹は銀行員。大手の都市銀である東京中央銀行大阪西支店で融資課課長をしている。半沢が勤める大阪西支店の支店長は融資総額で最優良支店になることで、本社での出世コースに乗ろうと、ごり押しで半沢にとある会社への5億円の融資を迫って実行させたが、融資後にその会社は倒産し、全額を損失として計上した。

 支店長は融資時にこの件に関して自分が全責任を取ると言っておきながら、半沢直樹が案件の精査をきっちりせずに勝手に融資を行ったとし、全責任を半沢になすりつけることで銀行員として生き残ろうと画策する。

 半沢はこの状況を打開する唯一の策は、倒産した会社から少しでも融資額を回収するしかないと、同社の社長を捜索するが、その過程で同社の倒産が計画的で、社長は隠し財産を持ってとんずらしたことが発覚する。

 また、ちょうど同じ頃、国税局も脱税容疑で同社の隠し財産の捜索に乗り出しており、半沢、国税局、社長、支店長の思惑が四者四様で絡み、展開されるドラマが本当に面白い。

 とにもかくにも物語の根幹にあるものはお金である。人のお金に対する欲望が様々なドラマを生み出しているのだ。

 実は半沢の父親はネジ工場の社長で、半沢が子供の時に大口の取引先が倒産したために、東京中央銀行に見限られて融資を打ち切られ、追い詰められた結果首を吊って死ぬという悲しい過去を持つ。にも関わらず、半沢は敢えてその東京中央銀行に入行し、頭取になることを目指して、何かを実現しようとしている。

 半沢が今回の危機をどう乗り切るか。頭取となって一体何をしようとしているのか。興味は尽きない。

 僕は大学時代、何の考えもなく就職活動を行った。何となくいいかなと思って、銀行や保険会社などの金融関係の会社にも足を運んだりした。でも、当時を思い起こせば、銀行での具体的な仕事の内容などを全く知らずに、就活を行っていたなと思う。

 若気の至りと言えばそれまでだが、もう少し社会の事や業界の事などを真面目に勉強していればよかったなあと思う。当時は自己分析とか業界研究をしろとかいろいろ言われたが、大学3年で真剣に考え始めたのでは遅いかなと思う。

 このドラマを見ていると、僕は昇進や昇給などの人間関係が渦巻くあの銀行業界で仕事をできるとは全く思えない。いや大企業も僕には無理だったと思う。今思えば地方公務員か家族的な中小企業なんかが良かったのかなと思う。

 人と必要以上に争うのも、大都市で満員電車に揺られながら通勤するのも嫌だったし、やっぱり人は性分にあったことを仕事にするの一番幸せなのかなと思う。

 でも、金融業界で就職したいと思っている若者は、参考になるので是非見ておくべきドラマかもね。

 


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