日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

カーニバル連休を前に

2009年02月21日 05時47分44秒 | ブラジル事情
 今週の日曜日に夏時間が終わったので、1時間時計の針を進めた。夏時間が始まる時は1時間遅らせるのだが、いつも慣れるまでに1週間程度を要する。しかし、その逆は意外とすぐに適応できてしまう。
 
 明日からブラジルはカーニバルである。土曜日から来週の灰の水曜日まで、5日間の大型連休に入る。僕の場合、土曜日は日本語学校で授業を行うので、実際には4連休であるが、中途半端に連休があるとその使い方に困ってしまう。
 
 ある程度お金を持っている中流階級以上のポルトアレグレ市民は、この時期に自動車で2時間から4時間程度のリオグランデドスル州沿岸の海岸で過ごすのが定番である。日本で言えば、このカーニバル連休はゴールデンウィークかお盆みたいなもので、ネコも杓子も海岸に行く。
 
 ただ、多くのブラジル人は1月か2月に1ヶ月の長期休暇を取るので、カーニバル終了とともに、ポルトアレグレに戻ってくる家族が多い。そして、このカーニバルが終わって、3月になって初めてブラジルの経済が動き出す。1月2月は本当にブラジルはバカンス気分で何も前に進まない。
 
 僕自身は長期休暇を取れる身分ではないので、早くカーニバルが終わって、仕事・勉強モードに入りたい気分である。
 
 3月には大学での日本語公開講座も始まり、4月からは会社の仕事も本格的に忙しくなる。ブラジルの会社も本格的に始動し出し、翻訳の仕事の受注も出てくるだろうし、海岸から帰ってきて充電ずみの学生が日本語の個人授業に関して問い合わせてくるかもしれない。
 
 現在の時間にある程度余裕のある暮らしを楽しめるのもあとわずか。心も体も十二分に休ませ、2009年を乗り切りたい。
 
 今年は2009年の目標として、年始に修士の試験に再び挑戦することを宣言したが、イマイチ勉強に気合いが入っていない。1年中やる気を保つのは難しいことは確かだが、時間は有限であるわけだし、比較的時間の余裕があるうちに勉強しておかないと後で後悔する。
 
 このカーニバル連休、本当はアルゼンチンにでも旅行しようかなと考えていたが、結構お金がかかることと、中途半端な長さであることから断念。何の計画も立てずに連休に入ると、無為に4日を過ごす可能性が高い。
 
 目標としては、この連休を利用して、「第二言語習得研究の現在」(大修館書店)を完読したい。1冊でもきちっと読めば、連休を無為に過ごしたという虚しさは感じず、逆に有効に活用したという充実感も感じられると思う。
 
 僕のような凡人が大志を抱いても、なかなかそれをうまく実行できない。そういう時はその大志の実現のために今何をする必要があるかを分析し、小さな目標に立て直して、それを確実に実行するという方法が有効だと思う。「千里の道も一歩から。」少しずつ少しずつ。

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