日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

ブラジルの番組

2007年07月13日 01時18分54秒 | ブラジル事情
 ブラジルの地上波によるテレビ放送はグルーボというテレビ局の独壇場である。チャンネル占有率は60%から80%に上るんじゃないかと思う。他にも民放局としてバンデイランテスとかSBT(エスビーティー)とかがあるが、全然比較の対象にならない。実はこのグローボ、日本でもスカパーで別枠で申し込めば視聴できる。視聴料は月額4000円。基本料も必要なので5000円ちょっとかかるみたいだが、ブラジルが好きな人は申し込む価値はあるかと思う。グローボには質の高い番組が多いからである。はっきり言って、ブラジルでは他のチャンネルは視る必要がないとも言える。
 
以下僕がよく視聴する番組を紹介する。

映画
放送時間帯:毎週月曜日、夜10時20分頃から12時ちょっと過ぎまで。
テレビ初放送などの映画をポルトガル語吹き替えでこの時間帯に放送する。映画によって見たり見なかったりする。

8時のニュース
放送時間帯:月曜日から土曜日まで、夜8時10分位から9時まで。
このニュースの視聴率は50,60%という驚異的番組。キャスターの2人は夫婦である。ブラジルの出来事を知りたかったらこの番組を見るべし。ただ、殺人とか強盗とか政治汚職とか暗いニュースが多く、はっきり言ってブラジルが嫌いになること間違いなし。

12時のニュース
放送時間帯:月曜日から金曜日まで、夜12時から12時半位まで。
夜仕事がある時はこれをよく見る。内容は8時のニュースと変わらない。

ジョーのプログラム(O proglama do Joe)
放送時間帯:月曜日から金曜日まで、夜12時半から1時半くらいまで。
英語も話せる多才なコメディアンが各界からのゲストを迎えて話すトーク番組。俳優や歌手などの芸能人だけでなく、政治家や宗教家、大学の先生など今話題の人を招いて興味深い話が聞けるので、ゲストによって僕はよくこの番組を見る。また、政治家などにはジョーは結構突っ込んだ厳しい質問をしており、庶民感覚のジョーに共感が出来る。元々はコメディアンからキャリアを始めたようだが、トランペットが吹けたり、VEJAにかつてエッセイを連載していたりとその活動範囲は広い。ブラジル版「タモリ」という感じ。

日雇い労働者(Diarista)
放送時間帯:火曜日 夜10時45分位から11時半まで
主人公である女優は日雇い労働者で、毎回違う家庭に行って働く。そして、彼女を含めたユニークな仲間たちとともに、ドタバタ騒ぎが毎回展開されるというストーリー。アメリカのコメディーというのはあまり面白くない。でも、ブラジルのコメディーはアメリカのコメディーに比べればはるかに笑えるのではないかと思う。ただ、落ちが予想できる場合が多く、あまり驚きはない。

大家族( A grande família )
放送時間帯:木曜日、10時から11時まで
主人公はとある家族。夫婦2人とその息子、さらに娘とその夫が主要登場人物。それぞれが個性的なキャラクターで、毎回家族全体で諍いを起こしては悪口を言い合っているが、本当は仲がいい温かい家庭というストーリー。ブラジル人特有の気質が少し誇張された形で各キャラクターに味付けされており、ブラジル人が何を考えているかを知りたかったらこの番組は参考になるかもしれない。

グローボレポート(O globo reporter)
放送時間帯:金曜日、10時から11時まで
毎週あるテーマを設けて、それに関する情報を分かりやすい形でお茶の間に届ける情報番組。エコロジー、動物、教育、性の話題、老いの問題、健康法、睡眠についてなどテーマは様々だ。この番組の質は本当に高い。僕は選ばれたテーマに興味がある場合、必ず見ている。

ファンタスティック(Fantástico)
放送時間帯:日曜日、夜8時半から11時半まで
内容はブラジル及び世界で起こっていることについての特集。週ごとのテーマは特別設けておらず、何でもあり。内容によっては興味深い。僕はいつもテレビをつけた状態でインターネットなどをして、興味がありそうな話題の時見るといった感じである。

最近ユーツビなどで日本の番組を見ることが多いため、ブラジルの番組を視聴する時間が短くなった。10月にはポルトガル語の試験を受験する予定なので、リスニング力アップを目指して、これからしばらくは半強制的にでもブラジルの番組を見るように心がけたい。

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