雪姫鳥の独り語

雪姫鳥の山暮らし、日常に感じる事。
雪姫鳥のニットの紹介、旅した国の回想。
食べ物や子育て、雪姫鳥のエコライフ。

ドラマ鬼畜を観て思う

2019-07-09 09:47:53 | 映画、ドラマ、役者
今日は雨模様、まだまだ梅雨です。

昨夜、BSで再放送された『鬼畜』2017年版を観ました。
鬼畜と言えば、緒形拳さんの映画のイメージがあり、
2002年版の北野武さんも、印象深く残っています。
夫婦と愛人、そして愛人の3人の子を巡るドラマですが、
2017年版は、警察の介入や周囲の人にもキャスティングされ、
社会現象的なモノも見えました。

松本清張原作で、1957年に発表されたフィクション小説ですが、
検事から聞いた、実際の事件をベースに書いた小説のようです。
ほぼ60年前から、現在に至るまでこのような犯罪は、年々増えています。

妻役の常盤貴子さんの迫力も、玉木宏さんの優柔不断な夫も、
それなりに見応えがあり、事件性有りと見た刑事の動向も興味あって、
ながらでは無く、見てましたが、泣けませんでした。
子供が助かり、父親をかばうシーンでも泣けなかった。
泣けない事が何故?暫くは考え込んでしまいました。
おそらく、警察の介入が不自然に感じたのかも?
常盤さんも玉木さんも、演技力有るけれど、心情は難しい。
子役の子にしても、演じるのは難しい。

多すぎる子供虐待や殺傷事件、この当時から考えると3代目に成る。
私の生まれた世代だから、孫世代の幼子が虐待にあっている。
嫁いびりのように、他人を虐めるのでは無く、我が子を捨てたり、
殺したり、子供がモノのように扱われている。
貧困からの虐待もあるけれど、豊かに成っての引きこもり。

高度成長の裏側に潜んでいたことが、表に出た平成時代。
選挙もあるし、令和はお金も必要だけれど、人を考える時代にと願う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『君の名は』を観て

2019-07-01 08:07:19 | 映画、ドラマ、役者
梅雨に入り、断続的に強い雨が降り続いています。
昨日の昼から、雨量規制通行止になり、陸の孤島に成っているけれど、
いつもの事だし、草引きも周囲を終えたので、こもって編んでいる。

昨夜は映画『君の名は』を鑑賞した、ながら見ではなく、目が離せなかった。
映画封切りの頃、若い世代の仲間が、凄く良いと言っていたのも頷ける。

君の名は、、、と聞くと、岸恵子さんの映画のイメージがあり、
身体のすり替えは、大林宣彦監督の、転校生を思い出すが、
この映画の発想は、深いモノとアニメションの進化に驚かされた。
朝ドラのなつぞら で、アニメの歴史のようなモノが描かれているので、
ジブリ作品から更に進化した、映像の美しさに驚いた。

世の中には、不思議なことが多い。
超常現象だったり、デジャブだったり、
どうしてだろう?何故だろう?と信じられない出来事はある。
私がツレと出会った事も、息子をカナダで産んだ事も、
逆子が原因で斜頸に成り、何事も無かったのに、
役者修行で鍛えすぎて、身体がボロボロに成って、
新しい身体を得る為に苦労しても、役者の道を諦めない。

自然災害が多い時代に成り、奇跡的な事も珍しく無い。
タイムスリップした作品も多く、歴史は変えられないと言うが、
歴史そのものが真実かどうかは、分からない。
過去から来た人、未来からの人が現代にまぎれていても、
記憶が消されていても、不思議では無いと思う。

脳が感じる感性が、現代教育によって退化しているようにも思う。
方程式のように、決まりきった事を覚えさせられ、
同じ価値観を洗脳され、画一的な社会が創られて来たけれど、
未来は誰にも分からず、それぞれの感性が育ち、
それぞれの人生を受け入れれば、道は開き、導かれるように思う。

涙は無かったけれど、深い感動を得た映画でした。
誰にでもチャンスは流れているけど、掴むか掴めないか、、、
貴方は掴める人だと、南田さんから言われた言葉を思い出す。

息子の未来に不安は拭えないけれど、
現実のドラマと思えば、脚本・演出の企画は楽しめる。
人は妄想と現実の狭間で生きているようにも思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深夜食堂は何度見ても面白い

2019-06-08 08:18:29 | 映画、ドラマ、役者
息子と久しぶりに過ごし、ドラマや役者について話す。
私がハマっている深夜食堂、こんなドラマに出れるように、
そんな願いも、まんざらでは無いと思える。

無料動画では一部しか視聴できないけれど、
何度見ても、その時の感情で違った妄想が膨らむので面白い。
都会で暮らしていたら、常連さんに成りたい。
昔、ツレや多種多様の人に出会った、
国分寺のほら貝を思い出し、当時の記憶もよみがえる。

子供の虐待死が続く中、親が子供を殺すなど、
子供は親のモノでは無いし、世間体って何だろう?
宮台真司さんのように、劣化した人が多いし、感性が狂っている。

息子から世間を見下して、優越を感じていると言われたけれど、
見下されてきたのは、私達のような価値観でした。
定職がなくて如何する?
収入が少なくて如何する?
老後は如何する?
世の中の最低収入よりも、生活保護の需給よりも、
かなり少ない生活費でも、自由な時間が持てる事に誇りがある。

息子は変わった家庭の子で育ったので、普通の生活に憧れているようだ。
役者に成る事が普通では無いと思えるが、
スターではなく、役者を生業にできる、普通の役者に成りたいと。
月10万円で都内で2年間暮らし、整体に時間とお金を費やし、
一日一回の外食で、生活をクリエイトしていた。
多くを食べると吐くけれど、粗食なので病気にはなっていないが、
病み上がりのような、陰性を感じたけれど、回復も早い。

ローソンのカフェラッテは、低温殺菌の牛乳とか、
松屋や添加物を使ってないとか、それなり考えてると感心する。

深夜食堂のような溜まり場が、生活圏にあると嬉しいし、
食堂で無くても、個性的な人たちが集う場が地域にあると嬉しい。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久し振りの朝ドラ なさぬ仲

2019-04-29 08:14:15 | 映画、ドラマ、役者
旅から戻り、朝ドラを見る日常が戻る。
今日と3日、4日、6日と道の駅で出店するけれど、
遠出では無いのので、日々のリズムです。

なつも高校生になり、すっかり大きくなっていた。
BSのおしんは、当分幼少期が続来そうです。

なつと家族はなさぬ仲で、昔ならおしんのような、
イジメに合う、ネガテブな内容のドラマになっているだろう。
山口百恵さんの赤いシリーズや、冬ソナのような韓国ドラマのように、
男女の関係や、性的暴行、陰湿な噂、、、、、
他人の不幸は蜜の味、、、、的な、世間の鬼を扱うドラマが、
昭和から始まり、平成は義理の関係から、実の家族の争いが、
金銭や性の執着から、不幸が描かれていた。

現実社会も、ストレスから欲望の為の犯罪が増えました。

なつぞらのように、他人と暮らしても心が通う家族や、
古い因習からの解放、狭い世間の常識から自由になり、
価値観の多様化が、令和の時代に普通になって欲しいと願います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おしんとなつ

2019-04-09 08:27:06 | 映画、ドラマ、役者
空気ひんやり、朝が気持ち良いです。
明日は雨で、桜散りそうだけれど、八重はこれからで楽しみ。

番組編成で、朝テレビは止めようと思っていたけれど、
BSで再放送のおしんまで見てしまい、これからの朝リズムも、
おしんの子供時代までは、見てしまいそうです。

おしんは1907年の明治生まれ、大正時代の少女期の設定。
ドラマの放送は1983年だから、私が海外に夢中になっていた頃の放送。
なつは1937年、昭和生まれの戦争孤児の設定。
平成から令和に変わる、価値観のズレも生じている時代に放送。
どちらも、生きる力を描いているように感じます。

若い世代はTVを見ない人が多いので、どの世代に向けて、
何をつ伝えたいのか?NHKの意図に興味あります。
報道は安倍政権の規制が暗黙にあり、忖度があるように感じるけど、
ドラマ制作や編成は、視聴者に媚びるか?時代をリードするのか?
特にNHKは公共放送なので、意識しているとは思うけれど。

おしんの奉公は、今の若い人達にとってはかなり昔の現実で、
子供の人権などかけらも無いけれど、
愛を感じる人とそうで無い人や、人間力の差のようなモノが見え、
歳を重ねて見るのも、面白い。

なつは母の世代の人。
戦争で亡くなられた家族には、遺族年金が支払われている。
階級が上ほど、その額が大きい。
なつのような戦争孤児は、国からの保護がもっとあっても良いし、
戦地に行かなくても、空襲で身内を亡くした子供も多い。
戦争反対の人は非国民と扱われ、戦争責任は誰がどう?

謝金増やして税金で私財を増やし、ツケは国民に回す、
今の政権と戦争に向かったあの頃と、似ているようにも感じます。

おしんとなつの時代を感じながら、新しい時代を模索したい。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松本清張 一年半待て

2019-04-08 08:07:01 | 映画、ドラマ、役者
1957年に短編小説で発表された、一年半待てを昨日BSで観ました。
12回もテレビドラマ化されていて、最新の2016年作で、
菊川怜さん主演、弁護士目線で、描かれていました。

1984年の小柳ルミ子さん主演の、犯人役が印象に残っています。
保険外交員の彼女が、建設現場に出向く様子が描かれ、
弁護士役は、樹木希林さんでした。

2002年、浅野ゆう子さん主演の犯人役では、
夫を殺害する様子が、詳細に描かれていた記憶があります。

今はDVでの事件が多い時代ですが、その奥に隠された真実は、
弁護士さんも騙されてしまう内容で、松本清張さんの深さを感じます。

女性は結婚という形で幸せを比べられる、今でもまだありますが、
この60年間で、極まっているように感じます。
生活の糧を男性に頼る人は、昔より減っていると思いますが、
我慢しながら子育てした子供達が親になり、核家族が増え、
その子供達が親になり、子供への虐待が増えました。

今は離婚も珍しくないし、結婚しない人も増え、
社会の価値観も、ズレが生じ、良い悪いの物差しも、変化しています。
それでも狭い世界から抜け出れず、事件になる事は少なくありません。

私の母も、夫に死なれても、異父母、私の養父母と暮らし、
親権を手放してから10年後に、再婚で家を出て、
DVを受け2年で離婚し、その後、家政婦をしながら自立しました。
事件に発展しなくても、スレスレの事が多く、
長年、私のトラウマになっていたけれど、今では良い学びだったと思います。

一年半待てがドラマ化されやすいのは、今も昔も身近な事で、
誰にでも起こり得る、社会現象のような事件かなと思います。
視点が変わり、次にドラマ化するなら、どのように描かれるのか?
令和の時代にも、ドラマ化がある事を望みます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なつぞらとおしん

2019-04-05 08:13:25 | 映画、ドラマ、役者
幼い子供が懸命に生きる姿は、心を打たれるが、
子育て世代には、どう映るのだろうか?
TV離れで、視聴している人も少ないと思う。

おしんはリアルタイムで見てないけれど、
総集編を見たり、話題になったので、内容は分かります。
今の時代なら子供の虐待になるような、人の嫌な感情を描いいます。
山口百恵さんの赤いシリーズや、冬ソナ等の韓国ドラマ、
日本人が好きそうな、可愛そうな環境から頑張る姿です。

私達の世代は、勉強が第一で、子供が働くとは良しとはされなかった。
子供も減り、教育熱心な親が増え、過保護が増えたように思います。
そして今、子供への虐待や、逆に親に刃物を向ける子が増えました。

なつぞらが親の居ない子をどう描くか?
戦後だし、良い事ばかりではないけれど、おしんのように描くのも?
平成から令和に変わる時代に、おしんの放送は何を意味するのか?
親を亡くしたなつが、どう成長して行くのか?

私は血縁に縁がなく、人様にご縁を頂きながら、
感性と思考のつながりで、生きてこれました。

小さい頃から手仕事が好きで、養母から絞りを教わり、
内職してお小遣いをもらうのが、楽しかった。

子供を働かせていると、噂されたと聞いたけれど、
無理にさせられているのではなく、好きでしているのに、
それから世間を気にしては、生きていけないと思った。

なつぞらとおしんが、今の時代にどう映るのか、気になります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショーケン逝く

2019-03-29 09:44:50 | 映画、ドラマ、役者
ニュース速報に、何だろう?
萩原健一さんの訃報、68歳。

また一人、時代をリードされた人が旅だった。
晩年の姿がカッコ良く、居ないと思うと寂しい。

テンプターズの頃は小学生で、
ショーケンへの想いは、それほどでは無かったけれど、
映画・青春の蹉跌や、ドラマ・傷だらけの天使は、
憧れのような不良のカッコ良さに、しびれました。
八つ墓村の時は、俳優・萩原健一を感じました。

付き合う女性も素敵な人ばかり、
少年のようで、色気や男気も感じました。
最近の若い俳優さんは、NHK好みのような、
整った顔立ち、清潔感があり、品行方正の人が多い。
やんちゃで、常識を外すような生き方が、
役者の幅を拡げるように、思います。

シブいと言う美意識が、良く似合う大人と感じます。
一昨年の、NHKの鴨川食堂は、正にシブくて素敵でした。

寂しいけれど、追悼番組を探しながら、
カッコ良さを堪能したいと、思います。

ショーケンのご冥福をお祈りします。
素敵な作品をありがとうございます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画『小さいおうち』を見て思い出したあの頃

2019-03-15 19:07:22 | 映画、ドラマ、役者

以前にも見た映画だけれど、BSで放送され、見入ってしまった。

山田洋次監督で、出演も見慣れた役者さんで嬉しい。

戦争直前の物々しさは感じられず、小学校お受験が当たり前の生活や、

庶民より、少し高所得の日常がお手伝いさん目線で描かれていて、

何だか、私のお手伝いさん時代を思い出し、40年の月日が流れたけれど、

意外にも、あれこれと思い出せるので、記憶の世界に浸ってしまう。

 

長門裕之さんと南田洋子さん宅に初めて行った時の事や、

新築パーテイーやTV撮影のあった元日、21才の田舎娘には刺激的でした。

カナダのハウスキーパーもその2年後で、20代前半は家事が仕事でした。

映画のように、私もその時のエピソードを書こうかな?

家族では無いけれど、家族同様に暮らし、表も裏も見て学びが多かった。

あの頃の生活が無ければ、ツレのような人と出会う運も、

巡って来なかったと思うし、人生の目標も物質的なモノだったかもと思う。


長門さん達からは、仲人して嫁に出すまでいて欲しいと言われたし、

カナダでは出産の為、メキシコに行く一家に同行する予定でした。

金銭的な価値観よりも、住む世界の違いを感じ、

キャンセルしたので、今があります。

双方から、編み物の技術を絶賛されていたので、

自分の場が持てれば、可能性はあると信じてやって来れました。

あのまま暮らしていたら、求道者にはならなかったと思います。


いつかあの頃の私の見た世界を、いつか文章にしようかと、

映画を見て思いました。


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソロモンの偽証

2019-02-26 10:08:16 | 映画、ドラマ、役者

BSで放映されたソロンモンの偽証の前編を見ました。

何気に見たけれど、以前見たことに気づいたけれど、記憶が曖昧。

主演の藤野涼子さんが、朝ドラのひよっこに出ていたので、

何だか、以前より親近感が持てました。

内容もイジメや自殺、DVなのど日常におきているリアリテイを感じました。

宮部みゆきさんの小説が原作で、2015年に公開され脚本は真辺克彦さん。

先日見た深夜食堂も面白かったし、カルテットの脚本も手がけていると知り、

彼の作品に興味津々、見ていないモノがたくさんあるので楽しみです。


映画を見ながら中学高校の頃を思い出していた。

私は学級委員タイプで、どちらかと言えば主人公のような性格。

新聞に載るような大事件の経験はないけれど、学年内では目立っていた。

裁判とまでは行かないけれど、放課後に集合かけて、話し合いを持った事も、

先生だから正しいとは思わず、白紙答案出したり、

まあ、今思えば幼かったし、社会オンチで自分の我と戦っていたのかと思う。

家庭内も複雑で、楽しいことが無く、学校で発散していたとも思える。


映画は、世間が見て見ぬ振りふりをしているので、

真実を知りたい純粋な気持ちから、校内裁判を起こす内容。

いじめや自殺に現実感はあるけれど、裁判を起こす生徒や、

それを支持する保護者や先生がいるだろうか?

担任に送られた告発状を、隣人が勝手にTV局に投書してしまう事は、

何となくありそうな感じで、都会生活の闇に触れたようで怖い。

 

人とのコミュケーションがデジタル化し、感情表現できない世間の中で、

今をどう生きて行くのか、若い世代は苦労かもしれないが、

混沌とした世の中で、モラルが劣化し、常識が壊れ、

何でもありの社会から、淘汰されて新しい時代に向かっているようで、

映画の後半も楽しみだけれど、現実社会も面白い。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新開地の事件 松本清張

2019-02-17 16:03:51 | 映画、ドラマ、役者

知られざる動機というタイトルで、1983年にドラマ化された。

昨日、BSで再放送があり、松本作品では初めて見ました。

母親が下宿人と関係を持ち、娘と結婚させ、気がついた夫を殺し、

その母を娘が殺し、遺産は娘婿のモノになるというストーリー。

新開地は東京郊外の農地がベッドタウンになり、お金と情が絡む事件で、

日本の何処にでも、事件までにならなくても、いざこざがあったと思え、

閉鎖社会の隠な部分に触れたような、深いモノを感じました。

 

下宿人と妻の情事を知り、逆上した夫は脳溢血の後遺症で不自由な身になり、

離縁されるかもという思いか、転んだ夫の頭を石段に打ち付け殺してしまう。

現場を目撃した娘は声も出ず、共犯意識と夫への疑念に悩むが、

母親の夫への情を知ると、自分も同じ血を感じ、母を殺害してしまう。

結局、遺産は夫のモノになるけれど、誰が一番悪党かでドラマは終わります。


現実に似たような事件は多くあったのではと、自身の育った環境を想う。

事件に成らずとも、大人の歪んだ情念は、子供ながらに感じて育った。

虐待の事件も後を絶たないけれど、現場を目撃した子供はどう育つのか?

私も嫌なモノを見てトラウマになり、嫌なモノを感じると感情が高ぶった。

農地を手放す時、弁護士さんに任せたのは、懸命だったと思う。

誰にも合わずに事がすみ、逆上する自分に出会う事も無く、難を逃れた。

もし、金銭に執着していたらと思いながら、ドラマを見ていた。


母や養母が亡くなった時も、育てて頂いた感謝の念はあっても、

深い悲しみは無く、娘としての仕事が終わったように感じました。

墓参りとかにも興味は無いけれど、時々、思い出して懐かしむ。

嫌な事は出来るだけ忘れ、手仕事を覚えた幼き頃の思い出を振り返り、

清濁合わせて、今の自分があると感謝する。



 


 






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個性派女優さん

2019-01-31 08:58:39 | 映画、ドラマ、役者

毎日同じ場所からの眺めも

天候次第で違った景色が見える

今朝、角替和枝さんのお別れ会の様子がTVで

樹木希林さん

角替和枝さん

市原悦子さん

平成最後に次々にお亡くなりに

美人女優では無いけれど

歳を重ねて内面の美しさと

独特の台詞回しがドラマを際立てます

大竹しのぶさん、松坂慶子さんのような

華やかさとは違う

味のある演技力は、スター性と言うより

職人的なこだわりを感じます

春に向けて、久しぶりにマフラーを思案中

同じようでもどこか違う

個性的で、何だか気になる

見た目の美しさも忘れずに

肌さわりや、技術がひかり

好きな女優さん達が似合うような

そんなモノを編みたい

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家政婦は見たで母を思い出す 

2019-01-20 11:47:18 | 映画、ドラマ、役者

昨夜は家政婦は見た24を、ながらで無く見てしまいました。

追悼に24話が選ばれた理由は、分かりませんが、

再放送で見たのにも関わらず、市原さんの独特の演技に魅せられました。

このシリーズが始まったのは1983年、私の20代は海外が多く、

TVはほとんど見ていませんでしたが、母が家政婦をしていたので、

再放送があると、何だか母を思い出すのと自身のお手伝い時代が重なります。

市原さんの演じる家政婦さんの、好奇心の強さに驚きながらも、

ミーハーな自分もそれなりの人のプライベートに、興味津々でした。

 

母も家政婦紹介所で生活していて、私も尋ねたりしたことが懐かしい。

料理や家事が苦手な母は、病院の付き添いの仕事が多く、

人気もあり指名され、1年ほどで貸家に移り、天職だと言っていました。

当時の私は編み物の仕事はアルバイトでしていましたが、

編み物で生計をたてるとは、夢にも思わず、

将来、生活に困ったら家政婦さんをしようと思っていました。

病人の介護は苦手でも、市原さんのような家政婦なら、

ハウスキーパーの経験もあるので、生活に困ることは無いと思いました。

母は病人家族の様々な事情を、会うたびに話してくれ、

お金で人生の最期も決まるのだろうか?と学びに成った記憶があります。


今では介護士という職業になり、派遣の仕事も多種になっています。

母は家政婦という仕事を、どこか世間体が悪いように感じていました。

兄弟が皆、どちらかと言えば出世しているので、恥じていたようです。

今なら差別に繋がるような事を、感じていたのかとも思います。


家政婦は見たでは、裕福な生活の裏の人間模様を、

家政婦さんの目線で面白く描いてますが、華美な生活人も、

紹介所で働く人も、心の有り様が人生を豊かにすると思います。


今夜は25話があるので、ながら見しようと思う。

 


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東野圭吾 手紙

2018-12-20 10:09:14 | 映画、ドラマ、役者

亀梨和也さん主演で放送されたドラマ 手紙

原作は東野圭吾さんの小説で、2006年にも山田孝之さん主演で映画化されています

映画をTVで見た事を、途中から思い出しました。

10年も経つと、経験も増え、見る感覚も少し違うように思います。

加害者家族の苦悩を描いていますが、世間の人の感情も現実感があります。

犯罪そのものを描くドラマではなく、加害者の弟の心情の変化が伝わりました。

身内が加害者の場合、殺人ともなれば、同罪のように世間は見ます。

マスコミの取材も、TVに映らないところでは、続いているように思います。

 

被害者家族にとっても、ずっと引きづりながらの日々は辛いものです。

家族のいない彼女と出会い、結婚しても、ついたレッテルは剥がれません。

犯罪者では無いのに、犯罪者のように思われ、産まれた子供までも同じ目で見られ

悩みながら、弟はそれまで、兄への手紙に真実を書かなかった事を、甘えと感じ、

現実の世間の厳しい目を伝え、縁をきることを選択します。

兄弟に肉親はいないので、お互いが個人として生きる覚悟なのでしょう。


日本には戸籍があり、血縁は絶えるまで続きます。

私自身、実家との繋がりは孤として生きているようで、何処かで甘えもあります。

子供にとっては親であっても、自分が子供であった証明のような感覚で、

好きとか嫌いの感情ではなく、心のよりどころのような、故郷に感じます。

その縁が昨年に切れて、独りになった覚悟のようなモノと、

縛られていたモノが無くなった開放感もあり、前向きに捉えたことで道が開きました。


刑務所の慰問で、弟が兄の前で歌うシーンでドラマは終わります。

見る人によって、それぞれの感情があると思いますが、

犯罪は多くの因果を残し、新たな罪を作り、周囲の人生までも変えてしまいます。

犯罪が日常化し、人の記憶に留まる事なく次から次へと殺人事件が起きますが、

身内の心情も変化しているのでしょうか?

世間はどうなのでしょうか?

次の時代でドラマ化されたら、どんな気持ちで見るのだろうか?

心に残る作品でした。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安藤百福さん、朝ドラ 萬平さんのモデル

2018-12-18 09:56:01 | 映画、ドラマ、役者

最近、朝ドラの「まんぷく」が面白い。

カップラーメンの開発者、安藤百福さんをモデルにして、

インスタントラーメンに至るまでの、開発経歴が描かれている。

発明は元来、世の為、人の為だから、必要とされている食品を開発している。

売れれば、お金が絡み、理不尽な妨害が入るけれど、どこまでがドラマか面白い。


日清食品のインスタントラーメンかどうかは、分からないが、

子供の頃、袋詰めされる前のハダカラーメンが30個くらい、

大きなビニール袋で、我が家に有り、常食していた記憶があります。

その後、スープ袋が別にあって、味付け麺では無くなった。

どうして、安いインスタントラーメンを買っていたのか?

日清製粉以前の館林製粉が近くに有り、その関係と思っていたけれど、

日清製粉と日清食品は別会社と知り、単に真似た商品だったのかも知れない。

工場に勤めていた人がご近所さんにいて、それで購入していたのかもと思う。

その為か、私はインスタントラーメンが大好きで、味付け麺はそのままで、

スープ付きになってからは、砕いた麺にスープの粉をかけて、ポリポリ食べていた。

チキンラーメンには郷愁もあり、今年は食べていないけど、年末に食してみようかな。


カップラーメンは中学の頃に、初めて食した。

その後の節約生活や、海外でも、インスタント麺は活躍していた。

今でもたまーに、コンビニで食べる事があるけど、常食はしていない。

保存料・合成着色料は使用していないと表記はあるけど、添加物は多い。


安藤さんは、カップライスの開発に失敗したようです。

落とし穴は、賛辞の中にある」と述べられたそうですが、

手をすり、ゴマをする人が多い人は、裸の王様のようなモノです。

朝ドラの萬平さんの今後が楽しみで、また朝ドラを見始めた。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする