雪姫鳥の独り語

雪姫鳥の山暮らし、日常に感じる事。
雪姫鳥のニットの紹介、旅した国の回想。
食べ物や子育て、雪姫鳥のエコライフ。

倹約生活40年

2019-01-09 09:56:44 | 思い感じる事

お金を使わない人と良く言われますが、ケチとは言われません。

無駄使いをしないようにも思われますが、案外と失敗もあります。

農家育ちで、お金とモノの少ない環境で生活していたので、

毎日のようにお金を使う生活が、日常に無くてお金は特別なモノでした。


記憶にあるのは、中学生になって革靴と革鞄があてがわれた事です。

靴も鞄も高校卒業まで、6年間使用し、ビニール製より長持ちしたし、

磨くとピカピカの新品のようでした。

モノを長く使い始末するDNAが、当たり前のようにインプットされていたようです。


20歳を前に会社を辞める時、好きな事をする為に努力する事は、

衣食住に贅沢しないようにと、先輩からアドバイスされた言葉が、教訓になりました。

お洒落なファッションに興味なく、肌が敏感で化粧にも興味なく、

当時から、古着屋、古道具が好きで、欲しいモノは安く手に入れる努力をした。

居酒屋にも一人で入れたので、時には安い外食を楽しめ、贅沢は仕事でしました。


ハウスキーパーは料理が主で、お財布の中身など気にせずにお買い物できたし、

無くなると南田さんから5万円支給されたので、無駄使いは無くて信用されていました。

ニットファーの仕事も、広尾のガーデンヒルズがアトリエに成っていたので、

高級マンションの経験もしたり、軽井沢の別荘を仲間と借りていた事もありました。

金銭感覚が庶民と違い、その金額を自身で稼ぐには雲を掴むような事なので、

働くなら凄い系で、そうで無いなら、好きなことが出来れば質素で良いと思いました。

それが20代に身についた、私の倹約生活の始まりだったと思います。


健康であることが、何よりも節約でき、倹約生活の基本です。

その基本がマクロビオティックの概念であり、玄米食を30年続けている私の信念。

マラソンも経費をかけずに続けられるので、20年間走ってこれました。

30代よりマラソン始めた40代の方が調子良く、独りに成った50代は、

発達障害の事も知り、精神的にも安定してきました。

そして60代は充実期に入り、倹約人生の集大成のようにも思えます。


消費が経済発展のように言われますが、薄利多売の商品はゴミを増やすだけです。

美食も日常になれば病気が増え、便利さに頼りすぎると脳も身体も退化します。

量より質と言われて久しいですが、まだまだ見栄えでモノゴトを判断する世の中です。

昭和のツケが平成に回りましたが、テクノロジーの発展は有益に使えば倹約できます。

どんな時代が来ても、楽しく倹約生活で好きな事を続けたいと思う。


 

 

 



最新の画像もっと見る