
作家デビューした20年前、ビーバーの糸は何これ?
チューブのようなショールやネックも、どうやって使うの?
指無し手袋のミテーヌも、一般的では無かった。
ニット作家に成ろうとは思っていなかったけれど、
編み物が大好きで、編んでいる時間が癒される。
アーテイストに成るなんて、子供の頃には想像もしなかったけれど、
理不尽な決まり事には意義を申し立て、
納得するまで引かない性格だったので、
法の番人のような人とは、縁がありません。
貧乏だったから大学へも、専門学校へも行かずに、
就職しても1年3ヶ月で辞めて、以来ずっとフリーター。
思えば、思考と感性が普通とは違っていたように思う。
まあ、時代が付いてきたお陰で、アートしています。
老後の為に2千万円なんて、貯蓄は無理だけれど、
幸い不安は微塵も無い。
美に生きる人は孤独では無いし、
お金に生きる人は、孤独で不安だろう。