年齢を脱ぐ、冒険を着る、わたしは、私
西武・そごうの樹木希林さんをモデルにした、キャッチコピーです。
ネット動画で流れていて、とても新鮮で素敵。
何万通りもの個性が花開いた時、
誰も見たことのない時代が、一歩前に進み出す。
SMAPでヒットした、世界に一つだけの花を思い出します。
個性化時代と言われながら、目だだない個性、集団の個性、
個性の言葉だけが一人歩きして、個性的文化がAKB状態です。
それはそれで良いかもしれないが、当てはまれない個性も多々ある。
9月はあっと言う間に、台風のように過ぎ去り、
非日常的な生活が続き、ようやく落ち着きました。
ハウスクリーニングしたように、家中が綺麗になり、モノが減り、
糸を消化していけば、いつでも気軽に移動できる状態になった。
人生は不思議なモノで、希林さんが残した言葉がタイミング良く、
わたしは、私に慣れると思うし、そうしようと強く感じます。
普段はツレと電話で話すことは日常にあっても、一緒に過ごす事は少ない。
バイクの転倒や台風の後片付けで、一年分を過ごした気分。
お互い一人の生活に慣れているから、疲れるとエゴがぶつかり合う。
頼ってしまう自分の不甲斐なさと、あらためて性格の不一致を感じる。
希林さんが離婚されなかった思いを、勝手に妄想して自分と重ねる。
お互い深く知ることで、自分を知る、それが新鮮で嫌だけど楽しい。
まあ、希林さんのレベルよりかなり低いけれど、共感できることが嬉しい。
仕事も生活も、ツレとの関係も全てリニューアルして生まれ変われる気分です。
実年齢は、役所の手続きに必要だけれど、還暦から新しい人生が始まる。
モノの考え方も冒険を着る感覚で、既成概念を外す。
元々、当たり前だと思っていただけで、自分から考えていない事も多い。
年齢を重ねることが、楽しみになってきました。