雪姫鳥の独り語

雪姫鳥の山暮らし、日常に感じる事。
雪姫鳥のニットの紹介、旅した国の回想。
食べ物や子育て、雪姫鳥のエコライフ。

映画『小さいおうち』を見て思い出したあの頃

2019-03-15 19:07:22 | 映画、ドラマ、役者

以前にも見た映画だけれど、BSで放送され、見入ってしまった。

山田洋次監督で、出演も見慣れた役者さんで嬉しい。

戦争直前の物々しさは感じられず、小学校お受験が当たり前の生活や、

庶民より、少し高所得の日常がお手伝いさん目線で描かれていて、

何だか、私のお手伝いさん時代を思い出し、40年の月日が流れたけれど、

意外にも、あれこれと思い出せるので、記憶の世界に浸ってしまう。

 

長門裕之さんと南田洋子さん宅に初めて行った時の事や、

新築パーテイーやTV撮影のあった元日、21才の田舎娘には刺激的でした。

カナダのハウスキーパーもその2年後で、20代前半は家事が仕事でした。

映画のように、私もその時のエピソードを書こうかな?

家族では無いけれど、家族同様に暮らし、表も裏も見て学びが多かった。

あの頃の生活が無ければ、ツレのような人と出会う運も、

巡って来なかったと思うし、人生の目標も物質的なモノだったかもと思う。


長門さん達からは、仲人して嫁に出すまでいて欲しいと言われたし、

カナダでは出産の為、メキシコに行く一家に同行する予定でした。

金銭的な価値観よりも、住む世界の違いを感じ、

キャンセルしたので、今があります。

双方から、編み物の技術を絶賛されていたので、

自分の場が持てれば、可能性はあると信じてやって来れました。

あのまま暮らしていたら、求道者にはならなかったと思います。


いつかあの頃の私の見た世界を、いつか文章にしようかと、

映画を見て思いました。


 



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