真の動物福祉牧場を目指して

地の塩の復活

 「地の塩」はキリスト教の用語で、「地味で目立たず誰の目にもとまらないけれど、世の中にあって貴重な働きをしているモノ」といった意味です。

 また聖書では「汝等地の塩となれ、汝等世の光となれ」と説かれており、「塩は自らを浄化しているが故にこそ、他を浄化する。」とも書かれています。

 わたしがこの「地の塩」という言葉を知ったのは、アンジェリーナ-ジョリーが演じるスパイのコードネーム「ソルト(映画のタイトル)」からで、この映画でロシア人スパイがアメリカのCIAに潜入しているストーリーは現実にあったコトのようです。

 世の中に敵対するスパイ組織がある限り、こうした熾烈なスパイ合戦は避けられず、幸いなコトに日本にはそんなドロドロした組織はありませんが、朝鮮半島の北と南、中国と台湾、インドとパキスタンなどの間ではこうしたスパイ合戦が続けられており、そうしたインテリジェンス(智謀)を日本も少しは持つべきだという意見が支持を得て来ています。

 しかしわたしはその意見に反対で、日本のスパイを「北」や中国やロシアなどのスパイ大国に潜入させるのは、子供が大人に喧嘩を売るようなモノで、日本の立場を危うくするだけだと思います。

 しかし、国を失ったチベット人が祖国にスパイを潜入させる行いは支持でき、闇に閉ざされたチベット高原に「光」をもたらす存在として、コードネーム「ソルト」のターシャには引き続き活躍して貰おうと思います。

 チベット人を主体とする諜報機関SFF(スペシャルーフロンティア‐フォース)の存在についてはネットでも確認されますが、その活動内容はもちろん秘密です。

 近未来の物語「Sun」では、ターシャ率いる「地の塩」たちがンガパ県のウラン鉱山で蜂起し、近くの核ミサイル基地を奪って半年以上に渡る包囲殲滅戦を善戦したと描きました。

 この蜂起軍は最終的に、中国軍の戦術核ミサイルによって捕虜もろとも全滅しますが、ターシャだけは「銀河鉄道の旅」の乗客には加わらなかったので、すでに生き残ったという前提で物語を進めています。

 この難攻不落の要塞が核ミサイルによって消滅させられるというストーリーは、「Sun」の前奏曲となった「Shu-Shan」でも物語っており、そこでは愛新覚羅傑仁が重傷を負いながらも生き残るので、即死を免れるコトはそんなに無理なく描けます。 しかし、ウラン鉱山では半年以上に渡って包囲殲滅戦が演じられたので、生存者がいないコトを中国軍も念入りに確かめるので、そこから「復活」を遂げるのは容易ではありません。

 キリストは地に埋められてから3日目に復活したとされますが、ターシャの場合はもっと永く地に潜伏している必要があり、ブレサリアン(不食者)の彼女ならば30日は潜っていられたと描けます。 それには水と空気が必要ですが、あらかじめ空気孔はウラン鉱山の深部まで張り巡らされており、水も伏流水が得られたとします。

 それでは次回に、地の塩ターシャが地に埋もれて過ごした一か月を描きます。

 

 

 

 

 

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