このタイトルはトム-ペティの名曲「Refugee」のサビから取りました。
因みにわたしは今でもMDコレクション(30枚程)を持ち歩いていますが、ウォークマンはカセット10枚程と一緒にカトマンドゥで、北海道のルスツ-リゾートに働きに行く若者に餞別としてあげてしまったので、ずっと音楽無しの旅が続いていました。 でも香港の中央図書館には充実したCDコーナーがあり、東京の図書館には無かったペティの2枚組レアテイク-ベスト「An american treasure (アメリカの宝)」が聴けたのは本当に有難かったです。
前置きはここまでにしてパールワティーのブログに入りますが、彼女の他にも物語の「台風の目」になっている女神は何人か居るので、この「女神のブログ」シリーズは一先ず今回で締めます。
ーー 久しぶりに歌からタイトルを取りましたが、それは去年4月にモンゴル草原へ帰って来た頃に書いた「Shelter from the storm (嵐からの隠れ家)」、「All along the watchtower (ものみの塔から全てを見晴るかす) 」、そして「It's alright ma (大丈夫だよママ)」以来となります。 こうしたボブ-ディランが打ち立てたフォーク-ロックの流れをひき継いで、ひときわ優れた才能を発揮したトム-ペティはオピウム(阿片)中毒によって早逝してしまいましたが、阿片によって痛みを和らげなけらば居られなかったペティフルな人生が、彼に優しさ溢れる歌声をもたらしたのかと思います。
このペティの「難民のように生きる必要は無い」というメッセージは、私が世界中の亡命者に向かって発したいメッセージでもあり、それは国を捨てた彼等-彼女等は、世界を一つにするという大義の元に団結すべきだと思えるからです。
1千万人を超えるシリア難民、今も増え続けているミャンマー難民とパレスチナ難民、そして近年ますます増えている北朝鮮、中国、ロシアなどからの難民には、独裁政権を倒すという同じ目標があり、そうして地球上から支配者が居なくなれば、世界はきっと一つに成るでしょう。
この理想の元に亡命者は団結すべきで、その旗を私はここモンゴル草原で掲げて行きます。 それはウイグル人やチベット人や遊牧民などによる少数民族の旗とも団結しており、彼等の伝統的な生活様式に支えられお互いに助け合うコトで、私たち亡命者は「難民のように生きる必要が無く」なりました。
ここモンゴル草原はかつて世界を制覇した民族の故郷で、それだけのパワーとエネルギーを生んだ土地です。 今では遊牧民はほんの僅かしか居りませんが、その分土地はいくらでも余っていて農業もでき、お金が必要ならばウラン鉱でも働けますので、「難民のように生きたくない」と思う方々は是非とも私達の「Shelter from the storm」にいらしてください。 --