「Sun」の物語ではそんなディストピアからエクソダス(大脱出)する「長征」を描いており、その規模は300万人にまで膨れ上がるとしました。
そこでは北京で立ち上がった学生達を前々回にフィーチャー(起用)しましたが、ここしばらく愛新覚羅傑の率いる「満洲馬賊隊」と東北軍満洲派には触れていなかったので、今回はその動向について述べます。
東北軍満洲派というのは実際にある軍閥で、そのリーダーだった愛新覚羅仁は「勝利の女神」の盾となって死に軍神と祭り上げられ、その父親の「輝けるカルマの騎士(XTC)」傑は「武神」とまで呼ばれる様になりました。
それは傑の率いる「満洲馬賊隊」が一万倍もの兵員を擁する人民解放軍を完全に打ち破ったからで、この「長征神話」は全国のアウトロー達に強いメッセージを放ちました。
それは党の軍隊が人民に対して弱腰になっているというコトで、もう「エクソダスしたいならば勝手にしろ」という方針になったのは明らかでした。
そのタメ、ルーガがほぼ全国で掌握している闇組織のアウトロー達は、その多くが「長征」に加わって傑に恭順します。
その動機としては、ずっと闇社会で生きるのに飽きた彼等が、300万人にも達っした「闇っ子女子」達と連帯してエクソダスを果たすコトで、より良い人生を送れる気がしたからとします。
こうして、1975年に優樹国(東チベット)が崩壊した年に産まれて、2062年に87歳となる老将が率いる軍隊は、強大な「神軍」へと成長して行きます。
そんな傑のそばには、共に北朝鮮と戦って来た朝鮮族の愛妻、李知花(メジャーな名前)が常に居り、彼女は傑のブレーキ役として「神軍」を平和的な軍隊に導くとします。