この年頃の少年を描いた文芸作品には名作が多く、ウィリアム-サローヤンの「我が名はアラム」や「パパユーアクレイジー」、キップリングの「キム」や「ジャングルブック」が名作です。
シャンシュン王国ではもう次世代のサークル(評議会)が開かれる様に成り、そこでは大人はオブザーバー(観察者)の立場を守ります。
これは「コルチャック先生」(映画のタイトルにも成ってる)の教育方法に習ったモノで、あくまで子供たちを信じて余計な口出しをしないコトが肝要です。
もちろんサークルの議長を選出するのも子供たちに任され、その選ばれた少年は次期の王と成るべく期待されます。
この聡明な少年は大人たちのサークルにもよく参加し、特に王であるパルの側に座って彼の言動から学んで来ました。
時には裁判も行われる評議会で、パルは議長としてみなの意見をまとめ、判決を下す存在でした。
「何もない国」でも男女間のイサカイはしばしば起こり、日本で起こる裁判も大半はコレみたいです。(証拠は示せませんが、「弁護士のくず」や「家裁の人」を読む限り)
こうした裁判において、ゲイであるパルは男女両方を心を良く理解し、お互いにとって優しい判決を下せます。
それは時に「互いに10m以内に近ずくな」と云った厳しいモノと成りますが、それは一時のコトで基本的に全ての罪は最低限の罰で許されます。
因みにもし、アメリカの最高裁判事にゲイの人が任命されたならば、今の中絶やLGBTQを巡る断絶はきっと無くなるかと思います。