NHK 大相撲中継冒頭で北の富士さんを追悼 7月にVTR出演も解説復帰かなわず
本の題名
「心理カウンセラー坂口由美の鬱病お悩み相談室」
お悩み相談の事例
年齢20歳
性別/女性
独身
血液型/A型
公立大学生
家族構成/父親43歳、国家公務員・同居の母親42歳、主婦・兄22歳、国立大学生・妹17歳、高校生
私は、公立大学の二年生です。一浪して入学しました。大学に入った年の初めから異常に緊張して人の目が見れなくて不安を感じていました。入学した年の九月ごろは気が狂いそうな気分になり、顔面硬直を感じました。今は、人の目を見ることを意識して、目と目の間の鼻上がとても痛く感じます。大学に行ってこんな辛い思いをしていると吐きそうな気分になります。学校には行きたくないというのが本来の気持ちです。人生をやり直したいともおもいます。親には申し訳ないと思うのですが、やる気がなく気分が盛り上がらないのです。義務として与えられているものに圧迫感と嫌悪感を感じます。逃げていることは分かるのですが、シラけるし、疲れやすいのです。これは「鬱病」というものかなと考えています。今も、夜更かし寝坊が多くて遅刻が頻繁で授業もサボリがちです。私のこんな状態は中学生、高校生の頃もありました。高校3年生の時はヤル気が全然ないのにプレッシャーはありました。母親は今も嫌味を言わせると天下一品で、高校生の頃は顔を見れば喧嘩で、ボロボロになって一人で泣いていました。大学入試の頃は前向きにやろうと考えるとあがきを感じて辛く、何が正しくて何が間違っているのか分かりませんでした。やがて何をするにも一つ一つを意識する異常感覚をおぼえるようになりました。見ること、触ること、感じる感覚や行為すべてにです。今は「死にたい」とは思いませんが、「もしかして、このまま、私は、壊れて、狂って、死ぬのかな?」と思うくらいに限界を感じています。いったい、私の今の状態は何なのでしょう?何もわかりません。何も考えられません。無性に叫びたくなります。
女子大学生のうつ病の発症に影響する社会的要因の研究
うつ病は男性より女性に多いことが知られています。男女差の要因として、女性ホルモンの影響などの生物学的要因が強調されていますが、社会的要因については十分に検討されてこなかったのです。日本の社会において、女性は社会的な弱者であり、このことがうつ病の発症に影響しているのではないかと考えられます。そこで我々は、うつ病と診断された女子大学生のカルテを調査しました。カルテ調査からは、小児期のネガティブライフイベントがうつ病の発症と関連していることがわかりました。また、女子大学生の精神的健康度の低さと、暴力の被害や性差別の経験が関連していることがわかりました。本研究によって、女性のうつ病は、女性が男性に比べて性差別を受けやすいことや、男性に比べて暴力の被害者になりやすいことなど、女性が社会的弱者であるということの影響を受けていることが明らかとなりました。
問題の発端は、女子大学生のうつ病の発症
相談者様から、メールでご相談をいただきました。
書かれていることで「ここがいちばん肝心だな」と考えられることを採り出して整理してまとめてみると次の通りになります。
- 自分は今、大学二年生だが、鬱病のように思う。一浪して地元の公立大に通っている。「学校には行きたくない」と思っている。「親」には申し訳ないと思っている。「義務」として与えられているものに「圧迫感」「嫌悪感」をおぼえ逃げていると思う。「人生」をやり直したいと思っている。
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