三田文學 新人賞に応募する小説の原稿を書き終えました。
枚数 400字詰原稿用紙56枚。16248文字でした。
小説のタイトルは、『ハート・デザイナー』
ロシア人の父子は、老婆に復讐するために、現れたのでした。
殺されることはわかっていたのです。老婆の恐怖心は凄まじいものでした。
老婆が起こした強盗騒ぎは、でっちあげ、嘘なのです。
「どうして、アンナさんはそれを打ち明けて助けを求めなかったのでしょう?」
心理カウンセラーのココロ♡愛は云った。
「それは、おそらく、自分の昔の仲間がどんなに復讐心が強いかと云うことをよく知っていたので、できるだけ長く、誰からも自分の正体を隠しておきたかったのでしょう。」
「それにアンナさんのその秘密は凶悪犯罪の張本人なのですから、それを漏らす気にはなれなかったのですよ。しかしこうしてアンナさんが殺されてみると、彼女は法律によって保護されて生きた人間なのですから、一度はその保護の盾を破られて殺されたとは云え、日本の法律は、彼女のために正当な仇を討つべきでしょう」
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