ゆりぢるのお勝手ブログ

心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書き付けてゆきます。

閲覧注意。不快感を覚える恐れがあります

2015-09-17 22:45:00 | 日記
朝から隣に住む姉からの電話である。
ちょうどトイレに入っていた私は代わりに長男に出てもらい、
ラインで送るってさ~、とのこと。

朝っぱらから電話なんて珍しい…
一体何事か?

と思って見てみると
なんとうちの玄関の脇にネズミの下半身がある!!とショッキングな内容。

なんでネズミ?そして下半身?という感じだが、
この組み合わせは絶対ネコである。

恐る恐る見に行ってみると
遠目には単なるゴミくずにしか見えないが
確かに近付いて見ると長いしっぽが付いているではないか。

なんでこんなものに気付いたのか聞いてみると、
もともとは玄関の所に上半身だけのヤモリがあり、
それを学校に行く次男が発見、
お見送りをしていた姉に「埋めといてね」と依頼したらしい。

うちの子供らに従順な伯母(姉)が、いそいそと
埋葬作業にやってきたところで
そのヤモリの30cm横にあるネズミに気付いてしまったようだ。

多分、ここ最近続いていた雨のせいで
溝にいられなくなったネズミが出てきて、
ネコに殺られたのだろう、という想像が出来るのだが、

なんでうちの住人たちはまったく気付かなかったのだろう?という疑問。

そしてヤモリもネズミも半分だけ、というのがちょっとミステリアスだが、
これまた私の予想では、うちの庭を時々通り道にしている野良っこが
通行料として置いていったのではないだろうか?

「半分どうぞ。」ってサシャかよ!
というツッコミを入れたくもなるが、

は、半分?

ネコというのは、獲物をゲットすると飼い主に見せに来る、という習性があり、
実家で飼っていたネコ達は
野ネズミだの、モグラだの、スズメだの、
果てはヘビとか鳩とか狩っては見せに来てドヤ顔をしていたものだ。

うちのネコ達は完全室内飼いで狩りには行けないので、
多分あの野良っこだろうなぁという見当はつく。

だがしかし、今問題とすべきは誰が何のために置いていったかよりも、
これをどうするか、ということ。

とりあえずシャベルで庭に穴を掘り、
「はい」とシャベルを姉にパス。
「えぇ~!私がやるの!?」
「大丈夫!あなたはやれば出来る子だから!」
(↑姉に向かってこの言いよう)

腰が引けた姉妹が2人で庭でシャベルを押し付け合う。
結局なんだかんだでやってくれちゃう姉が
シャベルでブツを掬って埋葬してくれた。

さて、この先更に気持ちの悪い話になるので
覚悟の決まった人だけどうぞ。







このネズミ、どうやら数日は放置されていたようで
蛆がわいていた。

殺虫剤~!と普通のムカデとかの害虫用の殺虫剤を
シュー!っとやったのだが、
ヤツらまったく、びくともしないのだ。
ちょっと丸まったかな?と思ったら
三々五々に逃げ始めた。

私は仕事があるのでそこで撤退したが、
たまたま休みであった姉がその後も
駆除作業を続けてくれた。

殺虫剤をかけながらしつこく追い回した結果、
ようやく殲滅できた、との報告を受けた。

姉は庭いじりなどする時に、イモムシ的なものがいても
葉っぱをかぶせて足で踏んで駆除したりしてるので
もっと小さい蛆くんなんて
足で踏んでプチンやで!とか豪気なところを見せてくれるのかと思いきや

「だってイモムシは葉っぱを食べてるじゃん!」
「蛆くんは肉喰ってるんだよ!」と
よくわからない持論を展開させていた。

私は、もうあの形がダメなのであって、
それがイモ虫だろうが、ウジ虫だろうが同列なのだ。

40数年一緒にいるが、新たな発見というのは
いつになってもあるものだ。

それからというもの、庭に出ると地面をくまなく観察する、
という習慣が出来てしまったが、
なにしろ忘れっぽい上に面倒臭がりなので
すぐにやらなくなると思う。

案外それが毎日を平和に生きていく秘訣だったりする。

画像は
進撃の巨人 公式フィギュアコレクション
Vol.6
よりお借りしました。

寺、最終日。

2015-09-17 00:30:47 | 日記
さて、3時に起こされてすることはもちろん座禅。

まだ真っ暗な座禅堂に行き、座禅を組む。
半分寝ている状態なので、ある意味一番無心かも…

ところが、だんだんと外が明るくなり、
まさに「白々と夜が明けて」、小鳥の囀りなども聞こえてくると
あ~、なんだかいい体験させてもらってるなぁ…という気分になってきた。

こんなことを思えてしまう時点で
普通の19歳からは大分遠ざかっているとは思うが、
どうやら半日お寺にいたらちょっと感化されてしまったらしい。

その後に行われたいわゆる「朝のお勤め」というモノに、
これまた衝撃を受けてしまった。

なんというか…ムダにカッコいいのである。
今までほとんど どちらかというとお寺の薄暗い所にいたのたが、
今回はいわゆるお寺の表舞台とでも言おうか、
やたらと天井からキラキラしたものが下がっている、
お寺参りに行ったときに見える中の部分に
入り込ませて頂きました~的な。

そこで、今まではちょっと地味だったお坊さん達が
いろんな色の袈裟を付けてその長い袂をひ~らひらさせながら
経本を運んできたり(この運び方もいちいちカッコいい)
太鼓やら鐘やら木魚やらに合わせて大勢で歩いたり座ったりお辞儀したり…

キビキビとした統率のとれた集団の美しさとでもいおうか、
物珍しさも手伝って、ず~っと穴の開くほど見入ってしまった。

ちなみに他の友達は「1時間もずっと正座させられてて苦痛」
「お経ばっかり聞かされてつまらん、飽きた」と言っていたが。

余談だが、私はもともと珍しいモノとか、儀式的なモノを見るのが好きらしく、
自分の結婚式のビデオを後で見たら
神父さんを、これまた穴の開くほどジロジロ見ていた。
花嫁ってもっと伏し目がちなもんじゃ…と言いたくなるほど、
盗み見る、と言うより上目使いでず~っと「観察」していた(笑)

さて、朝のお勤めが終わると朝ご飯。
お粥にみそ汁、漬け物、後は切り干し大根の煮物でも付いていたか…

ところがそんな朝ご飯中に強烈にトイレ(大)に行きたくなってしまった。

「こ、これはヤバい…」
なにしろ、食事中はしゃべってはいけないので、
「トイレに行きたい」ことを伝える術がないではないか。
しかも食事は残してはならず、お腹の中がてんやわんやの大騒ぎである。

何度となく訪れる便意の波に翻弄されながら、
波が去った時を狙ってお粥をかき込む。
そして、波が到来すると呼吸を整えてやり過ごす。

いっそおならでも出せれば楽なのに、
こんな静かな所で放屁する勇気はさすがにない。
まさに苦行。
どうにかこうにか、自分との闘いに勝利し、
トイレというニルヴァーナへの切符を手にすることが出来たが、
あれは私の人生の中でも1・2を争う危機的状況であった。

無事にトイレも済ませ、次は掃除。
私達は庭掃除の担当になったのだが、
外というせいもあるのか、この時だけはお坊さんも普通にしゃべってくれた。

ほうきを持って踊っていたのが印象的であったが…
彼らもまだまだ修行の足りない若い男子であるということか。

長いようで実は短い半日が終わり、
解放されたのは朝8時。
朝の8時に「さぁ終わりです、解散」なんてちょっとない。

友達はマックに寄りたいとかコンビニ行きたいとか言っていたが、
私はさっさと帰って風呂に入りたかった。

電車に乗ると、次の駅に着く間もなく爆睡。
そのまま寝過ごしてしまい、面倒なので
終点まで行って折り返して戻って来た。

20数年前のことを記憶だけを頼りに書いたので、
細かい所はいろいろぼやけているかもしれないが、
ご興味のある方は是非とも一度座禅体験してみては如何だろうか。

私は座禅はもういいが、朝のお勤めはあと2回ぐらい見てみたい。
これ、実は一般的に公開されているようだが、
朝の6時に寺に行くのはちょっと骨が折れるので
YouTubeにあるらしいので今度見てみよう。
便利な世の中になったものだ。

趣味が高じてこんな漫画本も所持。
細かい宗派には拘らず。

お坊さんや、お寺の日常が垣間見れて面白いです。