今年神戸青少年科学館では、毎月第3金曜日はアロマの日『アロマプラネタリウム』アロマの香りに包まれながら星空を見る空間。
テーマに合わせた香りと、心地好い音楽でゆったりした時間を普段のプラネタリウムとはちょっと違う、大人の時間を開催中です。
16日、満月に近い月齢14.6の金曜日、19:30~20:20、50分間ですが、夫と行って来ました。
その日のテーマは[エジプト文明]ピラミッドと星のミステリー。
アロマは、ジャスミン.フランキンセンス.ゼラニウム。
中学生以上が対象なので、カップルや友人同士や夫婦ばかりでした。
エジプト神話のイシス女神とオシリス神。夫婦の神様。
投影機
始まりは、現代の神戸の夜空。もう撮影も私語も出来ません。
椅子をリクライニングして、深く深呼吸しながらリラックス。
エジプト神話の最高神、太陽神ラーが西の空に沈み、東の空には知恵を司る月神トトが上ります。
「トトに光りを押さえてもらいましょう」とアナウンスが言うと、少ししか見えなかった夜空に満点の星が輝きました。
手を伸ばせば届きそう。
まずは夏の大三角 琴座のベガ、鷲座のアルタイル、白鳥座のデネブなど基本的な説明があり、星空は時空を遡り遥か5千年前、紀元前3千年前のエジプト時代へ。
地球は何千年か毎に軸を変えるので見える星空も変わるのですが、5千年前では大幅に変わったようには見えませんでした。
『星を見て、人は文明を築いた。』
エジプト文明より更に古いメソポタミア文明から人は星を読み、暦を作り、一年を365日と計測してきました。
エジプト時代にも星座はあったのですが、エジプトがヘレニズム文化華やかな時代に後世に多大な影響を与えた天文学者プテロマイオスは何故かエジプト時代の星座を記さず、現代に伝わる星座はギリシャ神話由縁のものばかりです。記してくれなくて残念です。
ですが、一つだけ古代エジプトの星座が伝わっています。
【北斗七星】です。古代エジプト人は牛の足と呼んでいました。
牛の足は神に捧げる大切な供物でした。
また、星座ではないけど、大切にされた星、エジプトに豊饒をもたらすナイル川の氾濫を知らせる【シリウス】。
季節は6月、地平線にシリウスが輝く日から一分一秒狂いなくナイル川は増水が始まるので、その日がエジプトの新年の始まりの日とされました。
また、オリオンの三ツ星。
オリオンの三ツ星は一直線ではありません。その並びがギザの三大ピラミッドと同じなので、かってはギザのピラミッドはオリオン座を地上に描いたのではという説がありましたが、なら他のピラミッドもオリオン座の星座通りに建てられたはずですが、その形跡は全くないので、ギザのピラミッド=オリオンの三ツ星説はなくなり、一つだけ小さいピラミッドは何らかの理由で他の二基より小さくなったのだろうとなりました。
もう一つの星は、エジプト最古のピラミッドからみえます。
階段ピラミッドは王(ファラオ)が天に登る階段を現し、王のミイラが眠る棺のある壁には穴が空いています。
その穴から見えるのは、不動の北極星ポラリス。(実は緯度が変わっているので現代の北極星とは違う星が北極星となっていました。名前忘れちゃった💦)
ファラオは死後星になると信じられていたので、王の墓の天井には星空が描かれています。
エジプト時代の星空を眺めている間に、初めはジャスミン(茉莉花マツリカ)の香りに包まれました。ジャスミンは当時エジプトが主要産地でクレオパトラも愛した香り。私も大好きな香りです。
続いてゼラニウム。ピンク色の美しい花。ローズに似た香りがします。不安感や落ち込みを和らげ穏やかにしてくれます。
虫よけにも効きます。
最後はフランキンセンス。
中世フランス語で「本当の香り」「質の高い薫香」という意味の「フランク.エンチェンツ」に由来してます。
香りはやはり鎮静効果があります。古代エジプトではミイラ作りの香油としても使われました。黄金と同じ価値があったそうです。
最後にプレゼントしてくれたカード。星の部分に今夜の香りが染み込んでいました。
本当に良い香り。
東の空に再び太陽神ラーがのぼり、朝がきて5千年の旅は終わりです。音楽も古代エジプトで奏でられた葦笛の即興曲やクラシックと多彩でステキな旅でした。
10月から12月は、イスラム文明 ~アラビアで名付けられた星たち~ アロマはローズ オレンジ サンダルウッド。
1月から3月は、中国文明 ~中国の星座と星物語~ アロマはマンダリン リツエアクベバ プチブレン。
定員が150名なので、もう予約しちゃいました。
元々、私も夫も星空好き。プラネタリウム好き。
こんな機会があって良かったです。
今は星が余り見えない街。でも、本当は夜空には何千年も変わらない星が輝いています。
古代の人々がどんな気持ちで星を見つめたのか…想いをはせるのもいいですね。
星空、綺麗ですね~
エジプト行きたいな~
とりあえず『王家の紋章』を読み返した連休です😊
読んでくださりありがとうございます。
テーマに合わせた香りと、心地好い音楽でゆったりした時間を普段のプラネタリウムとはちょっと違う、大人の時間を開催中です。
16日、満月に近い月齢14.6の金曜日、19:30~20:20、50分間ですが、夫と行って来ました。
その日のテーマは[エジプト文明]ピラミッドと星のミステリー。
アロマは、ジャスミン.フランキンセンス.ゼラニウム。
中学生以上が対象なので、カップルや友人同士や夫婦ばかりでした。
エジプト神話のイシス女神とオシリス神。夫婦の神様。
投影機
始まりは、現代の神戸の夜空。もう撮影も私語も出来ません。
椅子をリクライニングして、深く深呼吸しながらリラックス。
エジプト神話の最高神、太陽神ラーが西の空に沈み、東の空には知恵を司る月神トトが上ります。
「トトに光りを押さえてもらいましょう」とアナウンスが言うと、少ししか見えなかった夜空に満点の星が輝きました。
手を伸ばせば届きそう。
まずは夏の大三角 琴座のベガ、鷲座のアルタイル、白鳥座のデネブなど基本的な説明があり、星空は時空を遡り遥か5千年前、紀元前3千年前のエジプト時代へ。
地球は何千年か毎に軸を変えるので見える星空も変わるのですが、5千年前では大幅に変わったようには見えませんでした。
『星を見て、人は文明を築いた。』
エジプト文明より更に古いメソポタミア文明から人は星を読み、暦を作り、一年を365日と計測してきました。
エジプト時代にも星座はあったのですが、エジプトがヘレニズム文化華やかな時代に後世に多大な影響を与えた天文学者プテロマイオスは何故かエジプト時代の星座を記さず、現代に伝わる星座はギリシャ神話由縁のものばかりです。記してくれなくて残念です。
ですが、一つだけ古代エジプトの星座が伝わっています。
【北斗七星】です。古代エジプト人は牛の足と呼んでいました。
牛の足は神に捧げる大切な供物でした。
また、星座ではないけど、大切にされた星、エジプトに豊饒をもたらすナイル川の氾濫を知らせる【シリウス】。
季節は6月、地平線にシリウスが輝く日から一分一秒狂いなくナイル川は増水が始まるので、その日がエジプトの新年の始まりの日とされました。
また、オリオンの三ツ星。
オリオンの三ツ星は一直線ではありません。その並びがギザの三大ピラミッドと同じなので、かってはギザのピラミッドはオリオン座を地上に描いたのではという説がありましたが、なら他のピラミッドもオリオン座の星座通りに建てられたはずですが、その形跡は全くないので、ギザのピラミッド=オリオンの三ツ星説はなくなり、一つだけ小さいピラミッドは何らかの理由で他の二基より小さくなったのだろうとなりました。
もう一つの星は、エジプト最古のピラミッドからみえます。
階段ピラミッドは王(ファラオ)が天に登る階段を現し、王のミイラが眠る棺のある壁には穴が空いています。
その穴から見えるのは、不動の北極星ポラリス。(実は緯度が変わっているので現代の北極星とは違う星が北極星となっていました。名前忘れちゃった💦)
ファラオは死後星になると信じられていたので、王の墓の天井には星空が描かれています。
エジプト時代の星空を眺めている間に、初めはジャスミン(茉莉花マツリカ)の香りに包まれました。ジャスミンは当時エジプトが主要産地でクレオパトラも愛した香り。私も大好きな香りです。
続いてゼラニウム。ピンク色の美しい花。ローズに似た香りがします。不安感や落ち込みを和らげ穏やかにしてくれます。
虫よけにも効きます。
最後はフランキンセンス。
中世フランス語で「本当の香り」「質の高い薫香」という意味の「フランク.エンチェンツ」に由来してます。
香りはやはり鎮静効果があります。古代エジプトではミイラ作りの香油としても使われました。黄金と同じ価値があったそうです。
最後にプレゼントしてくれたカード。星の部分に今夜の香りが染み込んでいました。
本当に良い香り。
東の空に再び太陽神ラーがのぼり、朝がきて5千年の旅は終わりです。音楽も古代エジプトで奏でられた葦笛の即興曲やクラシックと多彩でステキな旅でした。
10月から12月は、イスラム文明 ~アラビアで名付けられた星たち~ アロマはローズ オレンジ サンダルウッド。
1月から3月は、中国文明 ~中国の星座と星物語~ アロマはマンダリン リツエアクベバ プチブレン。
定員が150名なので、もう予約しちゃいました。
元々、私も夫も星空好き。プラネタリウム好き。
こんな機会があって良かったです。
今は星が余り見えない街。でも、本当は夜空には何千年も変わらない星が輝いています。
古代の人々がどんな気持ちで星を見つめたのか…想いをはせるのもいいですね。
星空、綺麗ですね~
エジプト行きたいな~
とりあえず『王家の紋章』を読み返した連休です😊
読んでくださりありがとうございます。