暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

集団左遷 最終話Ⅱ

2019-06-27 17:16:36 | 私の好きなひと
さて続きです。
まだ悩んでる片岡さんは真山さんに相談します。
「今更出世の餌に飛びつくつもりはありません。ただ、横山さんに言われたんです会社を変えたいなら自分の所まで上がって来いって。(充分餌に飛びつきかけてるように見えますが)
今横山さんを告発することは会社の為になるんですかね?
告発によって三友が受けるダメージはもしかしたら横山さんの改革(9500人リストラ)よりも大きいかもしれないって…何か色々考えちゃって」
真山さんは少しの怒りを込めながらも片岡さんを応援します。

「告発した後は混乱するでしょうし、出向とかリストラも増えるかもしれません。
でもそこからまた頑張ればいいと私は思います。
不正のことを知らない行員達も口には出さないけど健全な会社であってほしいと思っているはずです。
片岡さん、決着つけましょうよ」

梅ちゃんも真山さんも片岡が横山さんと戦っているのを見て一緒に戦ったのに、二人は出向し片岡だけ出世ってどうなの?脚本家おかしいんじゃない?

やっと決心した片岡はダイバーサーチとの新規事業説明会に乗り込み、告発したことを宣言します。金融庁が来ることも。ダイバーサーチのCEO清水さんにも事情を話してお帰り願い済み。

「横山さん、貴方が今去らなければこれまでの三友銀行の隠蔽体質は変えられない。
これからの三友に未来はないと私は思いました。やはりこの負の連鎖は何処かで断ち切るべきなんです。それが今なんです!」

「では片岡さん!貴方はどうやって三友を生き残らせることができるんですか?
考えを聞かせていただきたい!」

「正しくあるべきだと思います。(もう脱力したわ。ダイバーサーチとの業務提携以外に策があるのかと聞いているのに、理想を語るんだもん😥)
会社としての正しさに、行員たちが望む正しさに、社会が求める正しさにまっすぐ!向き合うべきだと思います。そして自分なりの正しさで一人一人のお客様にまっすぐ向き合っていくべきなんだと私は思います」

「素晴らしい綺麗事です‼この変化していく競争社会の中でそんな綺麗事だけでは三友は生き残れないんです!」

「私は三友が変化していくことを拒否しているわけではありません。むしろ変化は必要だと思っています。ですが横山さん。誰もが横山さんほどの力を持っているわけではありません。
横山さん、最後のお願いです。今日、ここで不正や隠蔽は終わらせてください。三友の未来のために、そしてあそこにいる次の世代の彼らに道を譲っていただけませんか?
正しい三友に生まれ変わるために彼らに未来を託していただけませんか?よろしくお願いします」

「片岡さん。貴重なご意見とご提案ありがとうございます。(中略)どうぞお引き取りください」

さぁ、やっと頭取の出番です。
「もういい!横山君。私が横山君の不正の証拠を隠蔽した。
横山君の方針こそが三友を次の世代に渡せるものと信じて全てを託した。
私は横山輝生という男を…だが私は間違った判断を下したようだ。全ての責任は私にある。
行こうか、横山君。次の三友のために」

「では皆さん、頑張ってください‼」

「片岡君ありがとう」

この後、横山さんの涙のシーン。泣けました。

その後この不正は政界をも巻き込んだスキャンダルになり、三友の株価は暴落。
そんな中新たに隅田新頭取が誕生しました。
「三友は大きな改革の時を迎えました。従来の銀行業態に捕らわれず全く新しい業態に生まれ変わることを皆様にお約束致します」


隅田頭取…同じセリフを横山さん言ってたけど?

いきなり滝川くん(神木隆之介くん)が登場して、彼は金融のスペシャリストになるべく三友証券に配属。

真山さんは銀行を辞めて奥さんの実家の仕事を継ぐことになりました。
片岡さんは、人材育成研修センターという新しい部署に配属。
銀行業務の枠に捕らわれない強い人材を育てて様々な分野に若手を送ってほしいと隅田さんに頼まれました。銀行業務よりも向いてるのかな?ドラマ中もあまり業務せず探偵みたいなことばかりしてたし。なーんて。今まで出向もされずに支店長も任された片岡さんはやはり能力ある人なんですよ。

「人材育成研修センターセンター長の片岡です。
ここにいる皆さん全員の頑張りをしっかりとサポートしながら私も一緒に頑張ります。
これからよろしくお願いします」


      完

それにしても、藤田頭取は全ての責任取ったけど、横山さんを皆の前で否定しなくてもいいよね。
横山さんの名前が輝生なのも何だか皮肉ぽくて余計可哀想になる。

【変えたければここまで上がってこい】は変えるために自分だって上がってきたんだからという横山さんの気持ちですね。
私も能力ある天海祐希や鳳かなめさんみたいな上司に「ここまで上がってらっしゃい」なんて言われたら死にものぐるいで頑張るかも。

対して片岡さんはダメなものはダメというだけで具体案は何一つ出さない。頑張るとか正しく生きるとか本当に綺麗事ばかり。
万が一隅田さんに黒い野心があって、片岡さんが横山さんと敵対してることを上手く使われただけというシナリオだってあり得た。

私の理想としては、まぁ無理かもしれないけど、横山さんが罪を償った後に
「やはり横山さんのお力を貸していただけませんか。次の世代に道を譲るためにも今までの実績をノウハウを彼らに教えていただけませんか」
とかいう展開が欲しかったなぁと。
綺麗事で終わるなら横山さん含め、全員救って欲しかったです。
現実は厳しいからこそドラマでは綺麗事で終わってもいいと思ってます。

横山さんは私利私欲のために動く悪人として描いていないからこそ、バッサリ切って終わりと言うのが今の時代にあってないんですよ。
横山さんに感情移入する視聴者が多かったのもわかります。

片岡さんと同じく頑張ってきた人だからこそ、片岡さんの実力を認めてた。新規事業に参画させようとしたのは自分の管理下に置いて監視する目的もあったかもしれないけど、上に上がらせるチャンスをあげたことも真実だったと思うんですよね。

だいたい副頭取になる前、専務常務時代から片岡の呼びかけに必ず止まって話を聞いていたんですよ。車の前で止めたり危ないったら。  
いつも片岡さんと呼び、片岡君ではなかったし。強引だけどイイ人なんですよ。多分🤔
スピンオフで

横山さんストーリーが見たいと思います。


隅田頭取の下で二人が働く姿が見たいな。

お客様に誠心誠意向き合い、行員からも信頼され、三友の業績を着実に上げて行く片岡常務。
入社以来エリートとして歩んできた実績。作り上げた信頼と人脈で三友銀行の改革を補佐していく横山(専務は無理だろうから)部長。
この二人が組んだ何年後かの姿も見たいな〜。
お二人共お疲れ様でした。



撮影中福山雅治さんが使用つけていた時計。280万位だっけ。支店長クラスだと高い時計するんだな〜




お疲れ様でした💐
打ち上げも盛り上がったそうです😊
楽しいドラマでした。

集団左遷 最終話 

2019-06-27 15:27:00 | 私の好きなひと
23日日曜日、ドラマが最終話を終えた瞬間からスカッとするどころか私はイライラしてました。

その後、家事や行事で学校に行ったりする隙間の時間に何回か観直し、速記でセリフを全部ノートに書いてわかったことは【大義VS正義】じゃなく【正義VS正義】だったこと。
福山雅治さんファンとしては悲しいけど、心に残るセリフは殆ど横山さん(三上博史さん)だったこと。次に真山さん(香川照之さん)だったり😢

ラジオで三上博史さんが話していたそうですが、監督から横山さんは熱い男だからと何度も言われたそうです。
熱い男VS熱い男。それはもう最終話でハッキリわかったけど、熱い男片岡には冷静冷酷な男をぶつけるべきだったのでは。
似たもの同士の闘いでした。

それにしても設定が青臭い。10年20年前ならオッケーだけど、今の時代に所々あってないんですよね。
もちろん私は銀行員ではないから内部のことはわからないし、賄賂やそれを隠蔽する企業体質は悪いに違いないけど、何故横山副頭取が過剰な廃店とリストラを断行して、賄賂による根回しをしてまでダイバーサーチと業務提携しようとしていたのか?
横山さんの周りにいた人たちが片岡の説得一つであっさり納得して横山さんを裏切っていくのは、横山さんの人間性についていけないのか、やり方についていけないのか(圧が強い)?
横山さんVS片岡さんと考えると、誰も横山さんの真の思いをわからず、片岡の響きの良い綺麗事に流され過ぎではないかと感じました。

最後に涙を流す横山さん。
無念だろうなと胸が痛みました。
ダイバーサーチとの業務提携に漕ぎ着けるまでの根回し、副頭取になるまでの努力、人生をかけてきたのに。

「もし今私に疑惑が出ればダイバーサーチの資本提供が危うくなることを含め三友銀行にとってもメリットは何一つありません。全ては三友銀行が生き残るためです。手帳を渡していただけませんか?手帳を渡して全てを忘れてくれれば誰にも何の処分は致しません」

この言葉に答えられず銀行を出た片岡は梅ちゃんに会う。
「こうなったらやることは一つなんじゃないの?マスコミに告発するんだよ。不正はやっぱりだめだよ」
「三友がダメージを受ける事を覚悟の上で?」
「こうなってくると問題は横山さんの不正だけじゃなくて、この会社の会社ぐるみで不正を隠そうとする隠蔽体質そのものが問題なんだよ」
「でも梅ちゃんはそれで本当にいいの?」
「その手帳を片岡君に渡したのは自分で出した結論だよ。(中略)僕は横山さんが島津議員に会ってるところに立ち会っている。僕が証言してもいい。
僕達の世代の会社の不正は僕達の世代で断ち切る」

ブレかけている片岡に梅ちゃんが後押しします。梅ちゃんのセリフは本来片岡が言わないといけないのにね。
横山さんだって島津議員に会うときに腹心の部下でもない梅ちゃんを同行させるなんて甘いです。


隅田常務(別所哲也さん)と話し合い毎朝新聞に告発するとになったけど、まだ迷っている片岡は真山さんに相談する。
「僕は最初は【横山さんだけが退陣してくれればいい】と思っていたんですが、それどころか藤田頭取まで呑み込んで…
真山さん、この告発という闘い方は間違っていないんですよね?」
「私は三友銀行のためには間違っていないと思います。銀行員として最後まで闘いましょう!」

横山さんだけが退陣してくれればいい この言葉が全てなんですよね。
最高責任者の藤田頭取をどうして見逃すのか。
どうして横山さんだけを目の敵にするのか?そりゃ不正というか犯罪を知ったし、蒲田支店を廃店にされた悔しさもあるだろうけど、いまいちわからない。
原作に似たような感じで、蒲田支店の例えば滝川(神木隆之介くん)が自殺未遂するまで追い込まれたとかならそこまでするか、横山さん!と視聴者も怒りのボルテージが上がるけど。
そんなこともないし。

その後梅ちゃんの真山さんの出向が決まり、片岡は横山さんに噛み付きます。
「横山さん!真山さんの出向は私への脅しですよね!真山さんが出向になったのは私のせいだとそう仰っしゃりたいんですよね!」
横山さんはそれには答えず、スライドを映す。

「これは今現在の三友銀行全体の業績ですが、見ての通りこのままでは業界三位も危うい状況です。しかしダイバーサーチからの5000億の資本提供とITやAIのノウハウを受けることが出来れば業界トップにのし上がることも不可能ではないと私は考えています。
そればかりか従来の枠に捕らわれない全く新しい企業に生まれ変わることも可能です」
「その方向性を否定して入るわけではありません。不正を働いてまで改革を推し進めようとしている【横山さん自身を否定】しているんです」

「片岡さん!
【本当に会社を変えたいと思うなら私のところまで上がって来てください!】
片岡さん、私が何故あなたを出向にしないと思いますか?それはあなたの頑張りを最大限に評価しているからです。蒲田支店での99億の業績。あの蒲田支店の行員たち(何か問題児集団だったのかな)を牽引したその求心力にはつくづく感心させられました(自分のスパイも寝返っちゃったしね)
まぁ…私は片岡さんにはずいぶんと嫌われていますが、それでも私は片岡さんがこれからの三友にとってなくてはならない人材として高く評価しているんです。
今からでも上を目指せると!
ダイバーサーチと共同で立ち上げる新規事業です。そのメンバーに片岡さんも推薦させていただきました。これは上に上がるための近道だと思っていただいて構いません。
そうなれば片岡さん自身の力で真山さんを引き戻すことも可能です。
片岡さん、会社が生き残って行く為には清濁併せ呑むことも必要なんです。
会社を変えたいならまずは同じ土俵に上がってきてください!」

いやー、熱い男の言葉でした。何だか感動すらしましたよ。
『踊る大捜査線』でも似たようなセリフありましたね。


ここでまたブレブレに心が揺れる片岡さん。
梅ちゃんにハッパをかけられます。
「しかし横山さんもバカだよな。手負いの獅子程怖いものはないのに。
いいか、片岡君。ブレんなよ」

手負いの獅子どころか片岡さんは出世を約束されてるし〜ブレまくり。揺れまくり。
そしてブレまくってる片岡は告発を待ってくれとまで隅田さんに言っちゃいます。

長くなるので、ここで休憩しますね☕

こんなに話し合いしてブレたらだめよね。