暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

「愛し君へ」 懐かしいドラマ

2020-02-14 11:44:32 | ドラマ
今日はバレンタインですね。

夫には、和光のチョコレート&ピエールマルコリーニ&ゴディバと6個入りを3つ、そして奮発してネクタイをプレゼントする予定です。
息子にはリンツのチョコレート沢山セット。余り甘い物は好きではないけどチョコレートだけは好きなので本人の好きなチョコレートにしました。
リンツのチョコ美味しいですよね〜

娘はまだまだ淡い恋もなく友チョコのみです。初めてチョコブラウニーに挑戦しましたが、中々の出来具合。友達も喜んでくれるでしょう😊

本題。2004年の4月からフジテレビ月9枠で放送されたドラマ「愛し君へ」。
凄い人気ドラマだったんですよね。平均視聴率17.1%。最終回は20.8%でした。
でも実は本放送中は息子がまだ2歳。育児に忙しくてドラマどころではなく見てなかったのですが、それから3年後、2007年に娘を出産し入院中に夕方再放送が始まり毎日見てました。
そして毎日泣いてましたね。
ちょうど授乳を終えて娘を隣のベッドに寝かせて見ていたので、娘のドラマ好きは新生児期に刷り込まれたのかな。


藤木直人さん若い〜そしてイケメン💕
好きすぎてDVD買っちゃいました。
あんなに泣いて見たのに細部を忘れてしまって、バレンタイン前だし恋愛ドラマを見ようと一昨日から一気に見て、またまた号泣しました。


キャスト
友川四季(研修医) 菅野美穂
安曇俊介(カメラマン) 藤木直人
朝倉愛衣(四季の親友。シングルマザー。新吾のことが好き) 伊東美咲
折原新吾(四季の幼馴染で四季のことが好き) 玉木宏
友川満雄(四季の弟) 森山未來

泉谷しげる(四季のお父さん)
八千草薫(俊介のお母さん)
時任三郎(四季の小児科での指導医。友川家とは四季の子供時代からの付き合い。四季と俊介を最終的に結びつけた重要な人)

主題歌「生きとし生ける物へ」
挿入歌「愛し君へ」「さくら」
森山直太朗

エンディングに「生きとし生ける物へ」は流れるのですが、その映像も本編には描かれていないドラマがあって、泣けるんです。
菅野美穂さんも藤木直人さんも玉木宏さんも若い頃からいい表情しますよね。
「愛し君へ」は挿入歌だから、ドラマの要所には必ず流れます。これもまた歌詞もメロディも良いです。

キャストは今見ると色々豪華ですよ。ゲストに志田未来ちゃんがいたり、看護師役に相武紗季さんがいたり、藤木さんの弟(故人。&四季、愛衣、新吾の友人)役に岡田義徳さんがいたりと。


若い。そしてやっぱり美形。
四季の事が昔から好きだったけど、近くにいすぎると恋心って育ちにくいですよね。
やはり四季に振られてました。
私も幼馴染に恋愛感情なんてありえなかったです。
だって小さい頃からのあれこれ…忘れたい黒歴史を知ってる相手なんて弱みを握られてる感じ。

幼馴染同士で結婚した友人がいますが、大学は離れていたりと少しお互い知らない時間があるから上手くいくのかな〜と勝手に思ってます。
勿論、幼馴染同士で結婚し、いつまでも仲良しな夫婦がいらっしゃるのも事実。
幼い恋を育みいつか深い愛に変わるのもステキだなぁと憧れます。


襟足長い髪型が流行ってた頃なのね

クールな顔が笑ったら最高の笑顔になるんです。






カメラマンなのにベーチェット病にかかった俊介。三ヶ月後には失明してしまう。
怪我ではなく病気だから角膜移植も出来ない。
幼い頃からの夢だったがカメラマンとしてこれから活躍していくはずだったのに。

友人の兄でしかなかった俊介を病院で見かけて、難病ベーチェット病で失明と聞いて俊介を何かと気遣うようになった四季。
この気持ちは同情なのかと悩んだ時もあったけど、俊介の目が見えなくなる時には二人で同じ明日を見たいという深い愛情になっていきました。
四季は小児科で研修中。
入院中の子供たちの写真を撮って欲しいと俊介に頼み、子供の写真を撮るのが好きな俊介も快諾。
写真を撮るうちに次第に四季と病気と戦う子供達とも絆を深めていく俊介。
子供達は「カメラ(写真)のお兄ちゃんにお礼がしたい。皆で歌を贈りたい」と
四季の伴奏で「さくら」を歌います。

ここで「さくら」を歌われたら泣く。絶対に何度見ても泣きます。


色んな事に絶望した俊介が故郷長崎に帰るのですが、俊介に会いたいし、子供たちも待ってると追いかける四季。
一度は突き放した俊介ですが、四季の優しく暖かい心に包まれて二人の心も結ばれる。
そしてこのガラスの天使を四季に贈り、お互い一つづつ持つのです。
とても可愛らしくて欲しくなりました。
ちなみに、四季に振られた新吾は後にちゃんと亜衣の気持ちを受け入れ、両想いになります。
そして新吾も亜衣も同じガラスの天使を買ってしまい2セットになってました😊

結婚したいとまで思った二人が、第8話でまた俊介から別れを言われてしまいます。
理由は四季が俊介のために一度医者を辞めると決心してしまって(また医師として働くと言ってます)、彼女が自分のために未来を狭めてしまって、そうして俊介の手を包む彼女の手は色んな可能性を捨てた大切な手。自分のためにそこまでさせたくないと再び冷たく別れを言います。
何回四季を悲しませるのかと辛くなる。でも、俊介だって四季の幸せを願っているからすれ違う二人の心が切ない。

どうして男性は勝手に女性の気持ちを無視して色々と決めてしまうんでしょうね。
私達夫婦も付き合ってる時にピンチがありました。
ちょっと体調が悪くてデートの途中で帰った私。続いて大学の論文提出とかで忙しくて中々会えなかった私。それを彼は私がフェードアウトしていってると誤解して勝手に別れようと思ってたんですよ。
「最近会ってないし、何だかよそよそしいの」と親友に相談したら「即連絡して会いなさい!」と言われてその場で電話して会いたいと伝えたら来てくれた彼。
この時私が動かなかったら今の夫婦でいる私達はなかった。危なかった…
どうして自分からは動かないのか!
勝手に私の気持ちを想像して理解した気分になって離れようとするのか!
なぜ自分からは電話一本かけないのか!
私の実家のすぐ近くでバイトしてたくせに自分からは会いにも来ないのか!
「男はそういう(ガラスのハートを持つ)モンだ」とか言う夫。
そんなガラスのハートは10代で捨てて、鋼のハートを持って欲しかった。
思い出すと今でもヒジョーにムカつきます。話ぐらい聞いてよ。

再び故郷長崎に帰った俊介。そしてやはり追いかけて行った四季を突き放す。
でも、四季にも内緒で俊介の家まで来た時任三郎さんは、惹かれ合う二人が幸せになれないなんておかしい。また四季は妊娠していたけど、俊介が病気のために強い薬を飲んでいたために赤ちゃんは、化学流産してしまった事実を語る。
四季の辛さも俊介の苦悩も知っている時任三郎さんにしか説得出来なかったかも。
もう仲人さんな感じ。



そんな辛いことなど何一つ話さず、「体調はどうですか?」と俊介を気遣い、そして泣きながら別離を受け入れた四季。
本当にもどかしい。

真実を知った俊介は長崎市内を四季を探して霧がかかるような視界の中駆け抜ける。
路面電車に乗る四季を見つけて「四季ー!」と叫ぶけど届かない声。
道に膝を折って諦めかけた時、ぼやける視界にこちらに走ってくる四季の姿が…
抱き合う二人。やっと繋がった心。
泣けます。

画像悪くてすみません。長崎沖の島にある教会⛪での結婚式。
綺麗な教会ですね。

最終回「最後に見せてあげたいもの」

俊介の家の近くの公園なのかな?高台から見える景色が綺麗。
この場所で、遂に俊介の見える世界は閉じます。
四季が見せたかった二人の明日。
俊介が最後に見た物は涙をこらえながらも笑顔の四季。
「大丈夫。私がそばにいるから。つないだこの手は離さないから」
そんな声が聞こえてきそうな笑顔。
そして恐怖に震える俊介も静かに笑顔になり… END

エンディングの後には笑顔の家族の写真。
赤ちゃんがしっかりパパの手を握ってる!

ベーチェット病という病を抱えた人の医療ドラマではなく、ちゃんと主役二人とその人生に関わる人達も描くヒューマンドラマで、ちゃんと恋愛物語として作られてる良いドラマです。
映像も音楽も綺麗。
脚本演出って大切ですよね。


読んで下さりありがとうございました。