「二十四番花信風」、二十四節気の小寒から穀雨までの八節気を二十四候に分けて、それぞれの候ごとに花を咲かせる風が吹くそうです。
小寒初候には梅。中候には椿、小寒末候は水仙。
大寒は沈丁花(瑞香)、蘭。
立春には黄梅(迎春)、桜梅(ゆすらうめ)望春(こぶし)
雨水には菜の花、杏、李。
啓蟄には桃、山吹、薔薇。
春分には海堂、梨、木蓮。
清明には桐、麦、柳。
穀雨には牡丹、ときんいばら、栴檀(せんだん)
今年の春は花を愛でる気分ではない方が沢山いらっしゃいます。
得体の知れない、目に見えないウイルスが風の中舞っているような不気味さです。
人類は度々新たな疫病と戦ってきました。
日本史、世界史を見ると色々と興味深い事がわかってきます。
不治の病はまだまだありますが、きっと、インフルエンザや結核、天然痘などのように今回も研究者の方々の研究結果を製薬会社さんが簡易検査キッドや新薬を作って下さり、いずれはワクチン接種で予防が出来るようになると信じています。
私は大人になってから喘息が持病になってしまったので肺炎になることは本当に怖いです。
家に引きこもっているわけにはいかないので、手洗いうがい、除菌や殺菌は徹底してますが目に見えないウイルスをどこまで排除出来ているかはわからない事が厄介ですね。
子供たちも学ぶ権利さえ奪われた日々を過ごしています。
マスクや除菌殺菌スプレーなどが不足するのはわかりますが、トイレットペーパー不足って何故起こったのか…普通に無くなりそうになったら補填することで店頭から無くなるなんて事態は避けられたのではと思うのですが、皆が買っていたら買わなくちゃと思ってしまうのかもしれませんね。
体温計まで近所のほとんどのドラッグストアで品切れになっていたのにはビックリしました。
家庭に普通にあるものと思っていたし、何より幾つも家に必要な物ではありませんよね。
インフルエンザは毎年流行するからお子さんや高齢者のいる家庭は必ず持っているだろうし、小学校中学校での水泳、マラソンに参加するには毎朝検温しないといけないので必需品です。
大学も市内に沢山あるので、普段元気な学生さんや独身の方たちが慌てて買ったのかな〜
ならすぐに店内に戻って来るかな。
必要なものが買えなかったり、楽しみにしていたイベントやコンサートや観劇やスポーツ観戦が延期や中止になり、気持ちが本当に滅入ると思います。
ですが、花を咲かせる花信風は今も吹いています。
もうすぐ春分です。
私の大好きな梨や白木蓮(マグノリア)の白い花が咲きほこる季節。
今年は温かいので既にマグノリアは空を見上げるように凛と咲いています。
暗いニュースばかり続きますが、せめて美しく咲く花を見て皆さんの心が慰められますように…
大好きなミモザ。
読んで下さりありがとうございます。
次回は過呼吸になりそうな程ドキドキした「恋はつづくよどこまでも」の佐藤健さんのことをつらつら書きます。
良かったら読んで下さいね。