息子をもうけたならば、男親としては、
将来、息子と酒を飲み交わしたいと思う。
娘をもうけたならば、男親としては、
将来、娘に幸せな笑顔をみせてほしい思う。
そんな、41歳のオイラが、今から24年後の
65歳のある1日を夢見ている。
息子35歳、娘33歳のある日。
ある温泉旅館にて・・・
息子「父さん、定年退職ごくろうさん」
娘「こんな旅館で良かった?」
オイラ「ああ、いいよ、風呂も気持ちよかったよ」
娘の夫「とりあえず、お父さんビールをどうぞ」
オイラ「あぁ、すいません。」
息子の妻「お母さんもどうぞ」
妻「ありがとう○○ちゃん」
息子「じゃあ、乾杯しよう!」
娘「○○、ちゃんと座って!」
娘の娘「は~い!」
息子「○○もここにお座り!」
息子の息子「は~い!」
息子「父さん、あらためてご苦労さんです。じゃあ乾杯!」
みんな「乾杯!!」
ゴク、ゴク、
オイラ「ぷはー!今日のビールは格別だな~!」
妻「う~ん、オイシイ」
息子「実は父さん、大した物ではないけれどプレゼントがあるんだ。」
オイラ「おぉ~」
息子の妻「○○ちゃん、おじいちゃんにプレゼント渡してあげて」
息子の息子「は~い!じいちゃんおめでとう!」
(みんな拍手) パチパチ
オイラ「おぉ~、これはすごい!」
息子の息子「じいちゃん、お手紙も入ってるよ」
オイラ「そうか、そうか!うれしいな~」
娘の娘「私の手紙も入ってるよ、おじいちゃん!」
オイラ「ほんどだ、○○の手紙も入ってるよ。」
娘「その洋服、みんなで選んだの!大切に使ってね」
オイラ「もちろんだよ。これはうれしい」
息子「そっちの封筒は**の旅行と宿泊券だよ。
母さんとゆっくり温泉でも入ってもらえばと思ってな。」
オイラ「これは、うれしいな~」
妻「ほんとうれしい~」
娘の夫「お父さん、もう一杯ビールどうぞ」
オイラ「はいはい、ありがとう」
娘「お父さん、さぁ、食べましょう」
オイラ「そうだね、うん、ウマイ!」
(楽しい夕食が続く・・・)
オイラ「息子、お前は子供の頃、大きな病気になってな、」
息子「うん!てんかんだろ!」
妻「ほんとにあん時は心配したんだから」
息子「へえ~、もう忘れたよ」
オイラ「完全に治ったから良かったな~」
息子「うん、さあ、飲んで、飲んで!」
(昔の思い出話が続く・・・)
オイラ「息子も娘もこんなに幸せになって
ほんとに良かった・・・(シンミリ)・・・。」
娘「父さん、母さん、ありがとね」
妻「うっ・・・(シンミリ)」
息子「おいおい、そんなシンミリするなよ、さあ
まだまだ飲むぞー!」
オイラ「お前もお酒強くなったなー」
息子「まあな、父さんの子だからな」
妻「お父さんは最近めっきりお酒弱くなったのよ」
娘「今日は特別よ、これからも体大事にしてね」
オイラ「ありがとう・・・」
ズイイイ--イイイン!
--------→現在
はっ!
夢想に入ってしまってた!
いかん、いかん!
「お~い!息子!宿題したかー!」
「そんなもん!あとでー」
「・・・・・」
「お~い娘!お手伝いはー!」
「今ゲームしてるー」
「・・・・・」
ふっ、
まぁいい、まぁいい・・・・
あの65歳のあの夢の日を目指して
まだまだ頑張るしかない。
【ヒゲ親父】
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