和貴の『 以 和 為 貴 』

【論語 四十六日目】 過を観て仁を知る


過(あやまち)を観て仁を知る


「子曰わく、人の過や、各々其(そ)の党に於(おい)てす。過を観て斯(ここ)に仁を知る。 」


■その意味は?

人の過ちは、それぞれの仲間や心がけから出るものである。したがって、過ちの内容を見て、その人の仁、不仁がわかるものだ。

(「論語」一日一言より)
  
  

■感想

己の過去の過ちを省みるようになって、かれこれ10年余りの歳月を経たわけであるが、「これで良し!」というものはない。

反省の日々を送ることにより、この世に生かされていることへの "感謝" という想いを知ったからではあるが、こういう想いというのは、実に清々しく感じられるようになり、苦が苦でなくなった。

反省といえば、過去にばかりこだわりつづけ、 "暗い人" という印象に見受けられがちであるが、それは全くの誤りであったと気付かされた。


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