日本人としての感性が乏しい

被害者を「犯罪者」扱い　下村元文科相、セクハラ告発に「福田次官ははめられた」
2018年4月23日　しんぶん赤旗

自民党の下村博文元文科相（衆院議員）は２２日、都内で行われた講演会で、福田淳一財務事務次官によるテレビ朝日の女性記者へのセクハラ問題で、女性記者が福田氏の発言を録音していたことについて「ある意味犯罪だと思う」などと述べ、セクハラ被害者を「犯罪者」扱いする暴言を吐きました。

下村氏は「確かに福田事務次官はとんでもない発言をしたかもしれないけど、テレビ局の人が隠してとっておいて、週刊誌に売ること自体が、はめられてますよ。ある意味犯罪だと思う」などと述べました。

被害女性は、福田氏に対する取材の過程で、セクハラ行為が繰り返される中で、自分を守るために同氏の発言を録音したものだとしています。


【 所 感 】

そもそもとして、警察に被害届を提出したわけでもなく、また裁判沙汰に至っていない状況下において、誰が被害者であるとか、誰が加害者であるとかではないはずであります。

そんな中で当記事においては、すでに"被害者"と断定されているテレビ朝日の女性記者でありますが、隠し撮りしたものを週刊誌に提出した段階で、社会人としては倫理違反でありましょう。

おそらくスクープ料なども女性記者には手渡されているわけでありまして・・・。

こういう事例がまかり通ってしまう世となれば、本当に恐ろしく感じますし、さすが恐怖政治を煽る日本共産党の機関紙だと言わざるを得ません。

そうした観点から、下村元文科大臣が述べた「ある意味犯罪だと思う」発言には、なんら問題はないと感じられました。

それと、関係ない人までもを巻き込み騒ぎを大きくするというのも如何なものでありましょうか。

まぁ、こういうやりかたは、流石といえば流石なのですが、日本人としての感性が乏しい気がいたします。　

きちんとした筋道を描き、きちんとした法令に従い、粛々と当問題を解決していってほしいものであります。

　

【 ご訪問、有難うございました。 】