８月１３日、NHKから国民を守る党が参議院会館において、国政政党としての設立会見を開き、党首の立花孝志氏、幹事長の上杉隆氏、衆議院の丸山穂高氏が記者会見に臨みました。
記者からは、公共の電波で「ふざけた人が票を投じた」や「気持ちわるい」発言をしたタレントのマツコ・デラックスに対しての質問や、秘書に対する暴力事件を起こしたとする石崎徹・自民党衆議院議員に対しての質問があるなか、とくにインパクトを受けたのが、上杉隆幹事長の次のひとことでした。
堀田記者：上杉さんの給与はどうなってますかね？
立花党首：（前略）党の方からお金を使うということになります。
中略
上杉氏：（立花党首の発言に対して）補足しますと、法人と法人との契約ということを最初に申したので、いくらになろうと、私の給与、まぁこれ経営なんで、給与というか手当ですね。役員報酬ならびに株主でもあるので、株主の配当は一円も貰いません。
中略
分かりやすく言うとですね、堀田さん。電通と自民党、これは年間７０憶、自民党が払っていますよね。
丸山議員：電通とか出しますよね～（笑） 立花氏も笑う。
上杉氏：それから博報堂さん。博報堂さんが立憲民主党と契約してますよね。やっぱり１０憶ちょっとかな。まあ大体ここでカチャカチャ（キーボードを叩くフリをしながら）止まるんですけどね、みなさん。（といって記者を揶揄する。）これはファクト〔＝事実〕だからちゃんと言ったほうが良いと思うんですが、選挙の時もそうなんですけど、国民民主党、あるいは維新、これもちゃんと広告代理店が入って、そのような形でコンサル契約しております。ですから、弊社、NO BORDERのPR部門とN国さんがそのようなコンサル契約（派遣）をしたと、こういうことですね。
中略
この派遣に関しては、例えば、自民党さんが与党の時、今もそうですが、内閣府の広報官あるいは中身にですね、電通の社員がたくさん入ってますね。あるいは東京都庁もそうですが、このような形で代理店が入っていくと、これは別に違法行為ということではなく、ひろく行われていることなので、それと同じような座組で、今回、わたしが幹事長として送られたと。
以下省略
（ 37:30～ 参照 ）
出ました！早速の上杉砲という感じですね。まあご存じの方はそんなに驚くこともないでしょうが、やはり、あの悪名高い "電通" という企業が、わが国の政治の奥深いところにまで浸透しているということについては、正直驚かされました。
結局のところ、政治とカネの問題として、やはりその発端となった部分である企業献金等の問題を解決しない限りは、真っ当な政治が行われない部分も大いにあると思いますので、こうした行政改革も含めた抜本的な改革が必要だと考えます。
さらに余談として、自民党がどうしてここまで巨大な政党組織となれたのか、これについても企業献金を合憲とみなした「八幡製鉄事件」における石田和外大法廷裁判長（元号法制化実現国民会議、のちの日本会議の前身組織を設立）が、実は某広告代理店などと裏で繋がっていたのではないか、とそんな愚案が巡ってまいります。
そして、わが国の政・官・財がどうしてここまで腐敗してしまったのか、こうしたことも今後、明るみになっていくのかもしれませんね。
NHKから国民を守る党に一票を投じたことで、これまで報じられることがなかった事柄などが、次々と出てくるというのは、本当に有難いことだと思いますし、益々期待が膨らんできます。
