和貴の『 以 和 為 貴 』

今後の社民党に期待してみる

堺市長選が終わってからしばらくして、当市長選に出馬された『NHKから国民を守る党』の代表を務められる立花孝志氏ではありますが、ご自身のYouTubeの中で、「社民党を吸収するかも…」の旨を発言し、ネット界隈ではあれやこれやと物議をよんでおりました。

社民党も、いまや風前の灯といっていい状態にまで成り下がってしまい、かつて55年体制と呼ばれた長い期間(当時は社会党)にあって、自民党と対峙していた頃の面影というのは微塵も残っておりません。
 
そんな社民党ですから、今更ながら語るべからずなのかもしませんが、社民党(旧社会党)の衰退というものが、わが国にとってどれほどの損益であったのかを、自分なりに考え直してみようかなと思うのであります。


◆ 自民党内部の腐敗と欺瞞
 
「社民もダメ、旧民主系もダメ」として、自民党が左も右も上も下も全てを受け入れている状態にあって、現在の自公勢力に対し、「改憲勢力である」と闇雲に判断する知識人などがいますが、とんでも話しであり、どこをどう見たら、そういう判断になるのか、甚だ疑問であります。

安倍総理という、一見、指導力があるように見えていても所詮は世襲議員でありボンボン育ちです。ロシアや米国、シナ中共などの指導者と比較しても、その差は歴然。さらに言えば、地方議員や国会議員に至っては軟弱過ぎて話にもなりません。

こうした流れというのは、やはり政権与党・自民党を質す政党がないことから始まったことであり、これまでわれわれ国民には見えない所で自民党を批難してきた有力な野党の地方議員までもが、自民党へ入党してしまうという事態が起こっており、当然のことながら表立っては見えてきません。

しかも自民党内部では、安倍総理や保守系の知識人を利用しては保守層からの票を取り込み、それを原動力として反日売国的な政策を実行しているのですから、とてもじゃないですが「改憲勢力」などといえる代物ではありません。

このような自民党の腐敗と欺瞞を取り除くためには、抜け殻状態となった社民党をもう一度立て直すことも、決して愚かな考えだと思えないのです。

そのためにはまず、福島瑞穂という政治屋無勢を跳ね除け、さらに第二第三の福島瑞穂や辻元清美のようなものが誕生しないよう、注意深く見守る必要があると考えます。

そういう意味において、NHKから国民を守る党の立花代表の「社民党を吸収するかも…」という発言に対しては、「畏れ入りました…」であります。

保守を掲げるから左派を支持しないという考え方は全くの下の下。またこの逆も然りであり、真正保守と真正左派との強靭な協力関係があってこそ、この国はより良く生まれ変わっていくのです。

似非保守と似非左派が集まっただけの糞溜政党・自民党。またそれ以外の野党も同じことがいえるわけであり、次回の参院選ではおそらく政党要件から離脱することになるであろう社民党については今後、真正左派としての道のりを歩んでいける絶好のチャンスだといえるのではないでしょうか。



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