相模原市障害者施設で起こった殺人事件を考える

　　7月26日未明、神奈川県相模原市緑区にある障害者施設で、入所者19人が刺殺されるという事件が起きた。他にも26人が負傷（うち20人は重傷）しているということだ。犯行に及んだ男（26歳）は、地元警察署へ出頭しその場で逮捕されたという。


　　今回の事件はとくに社会的影響力が絶大となることはいうまでもない。

　　所謂、社会的弱者（このことばは嫌いだが）を計画的に殺める行為を、世は許さないであろう。すでに一部報道紙などでは「ヘイトクライム（差別的暴力）だ！」などと騒ぎはじめているようではあるが、いまだ捜査段階であり、差別かどうかを問題視することよりも、事件の本質のもっと深いところを視なくてはいけないように感じる。

　　さらには、その男の生い立ちがどうとか、親の教育がどうとか、いろいろと謂うメディアや御意見番もあるだろうが、そんなものは近年のわが国の情勢を考えれば、これもさほど問題視することでもないと思う。人よりちょっと不幸な生い立ちだったに過ぎず、世界中で貧しいといわれる国々に生まれた子どもたちは、現代日本人よりも、はるかに不幸な生い立ちを経験している。（不幸と感じているかどうかは別として。）


　　所謂先進国と賛美されるわが国で、後進国のごとき犯罪が頻発する昨今、わたしたち日本人の意識も変えて行かなけれなならないだろう。

　　「しっかりとした危機意識をもつこと。」

　　他人ごととは思わず、自分もふくめ大切な誰かがいつなん時、被害者になってしまうのか、それとも加害者になってしまうのか、そんなことは誰にもわからないはずであるから。

　　
　　「明日は我が身・・・」


　　お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。



　　【ニコニコ動画】お前は弱い人を選んで殺した、そんな奴に人権なんてねえ！
　　（※最後に、わたしの好きだった動画（YouTube）が削除されていましたので、ニコニコ動画よりご紹介させていただきます。）