昨年の年末から近年稀に見る大寒波でした。大寒波の影響で大雪となり、交通手段のたたれてしまった方もおられたようで、お見舞い申し上げます。
小生、長らくブログへの記事の投稿をいたしておりませんでしたが、その理由は一時期の情熱が冷めたためです。しかしながら、忘れたわけではなく、ことあるごとに「ああでもない、こうでもない」と推敲しておりました。”雲の向こう”へアクセスしていただける方がおられるといことは、言葉では言い尽くせない喜びであります。交通手段および情報伝達手段が発達して、会いたいと思えばその日のうちに会うことができる便利な世の中となりましたが、一期一会がなくなることはありません。便りがなくとも思い出はともにあり、ことばはなくともこころはともにあることをお伝えして、2006年のごあいさつとさせていただきます。
社会的ブームを起こした"新世紀エヴァンゲリオン"のテレビ放送から10年、2005年の4月より毎日放送(MBS)で交響詩篇エウレカセブンが放送されています。レントン(主人公の少年)が成長の過程で、どのように世界と向き合っていくか、未知へ遭遇したとき、彼は、いや、我々はどう世界と向き合えるというのでしょう。
地球の大気が冷めて寒波が訪れるように、一時期の情熱が冷めて、足が遠のくように、局在したエネルギーは拡散していくものです。常々、人のこころを留めることに焦心している者としては、エネルギーを留め置くことは難儀なことだと考えていたため、職場での雑談でとんでもないつぼにはまってしまいました。
「ヒートポンプがすごいらしいよ」
今年の冬は、原油価格の高騰で灯油の値段が40%から50%程度割高になっていると聞きますし、これから原油価格が10倍にもなろうかという時代です。多くの方がエネルギー問題に関心を持もたれ、エネルギー源も電気エネルギーが使われることが多くなりました。各ご家庭でも太陽光発電をされたり、ハイブリッドカーに乗られている方もおられることと思いますし、いまさらヒートポンプかと非難されるかも知れません。
ヒートポンプは、その名から推測できるように熱を汲み上げるシステムです。クーラーが熱を排出するシステムで、圧縮した大気(冷媒)から熱を外部へ排出し、ヒーターは、圧縮した大気(冷媒)から熱を取り込むシステムです。高校の物理学でならったボイル・シャルルの法則を思い出された方もおられるでしょう。
まさしく、かなり以前より利用されている技術で、「ヒートポンプがすごい」といわれても、なにがすごいのかわかりません。なにがすごいかわからない状態でしたので、最終的なすごいをまとめると、次のようになります。
・加熱するより安い費用でお湯が沸く
・排熱量が少ないのでエコキュート導入補助が受けられる
”給湯用のヒートポンプは費用の面ですごくよい!”
ということなのです。すごいの内容はこのようなことだったのですが、すごいから技術的になにがすごいのだろうと思惟してしまったため、とんでもなく変な考察へと足を踏み入れることとなってしまいました。トンデモ科学を語る前に、最終的な考察について示しておきます。
・人が生活する温度(10℃程度)では、電気エネルギーを熱エネルギーに変えるより、既にある大気のエネルギーを集める方が効率がよい
みなさんはエントロピーという言葉を知っておられるでしょうか。エントロピーはマクロな系への熱の移動をあらわし、系の乱雑さを表す状態量です。このエントロピーは、熱力学の気体の属性のひとつでしたが、研究が進むにつれて気体から得られる情報に関係することが指摘され、情報理論に応用されるようになりました。情報論的には、エントロピーは情報量を表します。エントロピーが低いということは、観測者から見て意外性が大きく、エントロピーが大きいということは、当たり前ということとなるようです。エントロピーは増大するということは、あたりまえである、熱(エネルギー)は拡散するという熱力学第2法則にあたります。
もし、小さなエネルギーで大きなエネルギーを集められるとしたらすばらしいとは思いませんか。もし、小さなエネルギーで大きなエネルギーが集められるならば、エネルギー問題という苦難から開放されます。ヒートポンプがそれを実現しているとしたならば、ほんとうそそうです。でも、そう思えてしまったのですから、おもしろいものです。
ヒートポンプの効率が加熱機器よりよいのは、既にある大気中の熱エネルギーを、電気エネルギーを動力へと変換し賢く集めるからです。昔ならば、電気を抵抗器に流して熱源としましたが、一工夫して電気でモーターを回すことで、熱を得ることができるのです。ここで、考えを飛躍させます。情報を利用して、自然界では起こりにくいことをすると、小さなエネルギーで大きなエネルギーを集められ、エントロピーが情報量をあらわすことから、効率よくあつまったエネルギーを情報へと効率よく変換した場合、情報が新たに得られます。即ち、知的行動により新たな情報を得るのです。このサイクルを単純明快に書くと次のようになります。
・知的活動→エネルギーを集める→知的活動→エネルギーを集める→知的活動
知的活動はエネルギーの局在を可能とし、エネルギーの局在により生じた知性の局在は物理法則を超えるのです。そんな夢のような世界がエウレカセブンの世界なのです!!
あまりに苦しい説明で、小生、クダン(苦断)の限界でございます。
小生、長らくブログへの記事の投稿をいたしておりませんでしたが、その理由は一時期の情熱が冷めたためです。しかしながら、忘れたわけではなく、ことあるごとに「ああでもない、こうでもない」と推敲しておりました。”雲の向こう”へアクセスしていただける方がおられるといことは、言葉では言い尽くせない喜びであります。交通手段および情報伝達手段が発達して、会いたいと思えばその日のうちに会うことができる便利な世の中となりましたが、一期一会がなくなることはありません。便りがなくとも思い出はともにあり、ことばはなくともこころはともにあることをお伝えして、2006年のごあいさつとさせていただきます。
社会的ブームを起こした"新世紀エヴァンゲリオン"のテレビ放送から10年、2005年の4月より毎日放送(MBS)で交響詩篇エウレカセブンが放送されています。レントン(主人公の少年)が成長の過程で、どのように世界と向き合っていくか、未知へ遭遇したとき、彼は、いや、我々はどう世界と向き合えるというのでしょう。
地球の大気が冷めて寒波が訪れるように、一時期の情熱が冷めて、足が遠のくように、局在したエネルギーは拡散していくものです。常々、人のこころを留めることに焦心している者としては、エネルギーを留め置くことは難儀なことだと考えていたため、職場での雑談でとんでもないつぼにはまってしまいました。
「ヒートポンプがすごいらしいよ」
今年の冬は、原油価格の高騰で灯油の値段が40%から50%程度割高になっていると聞きますし、これから原油価格が10倍にもなろうかという時代です。多くの方がエネルギー問題に関心を持もたれ、エネルギー源も電気エネルギーが使われることが多くなりました。各ご家庭でも太陽光発電をされたり、ハイブリッドカーに乗られている方もおられることと思いますし、いまさらヒートポンプかと非難されるかも知れません。
ヒートポンプは、その名から推測できるように熱を汲み上げるシステムです。クーラーが熱を排出するシステムで、圧縮した大気(冷媒)から熱を外部へ排出し、ヒーターは、圧縮した大気(冷媒)から熱を取り込むシステムです。高校の物理学でならったボイル・シャルルの法則を思い出された方もおられるでしょう。
まさしく、かなり以前より利用されている技術で、「ヒートポンプがすごい」といわれても、なにがすごいのかわかりません。なにがすごいかわからない状態でしたので、最終的なすごいをまとめると、次のようになります。
・加熱するより安い費用でお湯が沸く
・排熱量が少ないのでエコキュート導入補助が受けられる
”給湯用のヒートポンプは費用の面ですごくよい!”
ということなのです。すごいの内容はこのようなことだったのですが、すごいから技術的になにがすごいのだろうと思惟してしまったため、とんでもなく変な考察へと足を踏み入れることとなってしまいました。トンデモ科学を語る前に、最終的な考察について示しておきます。
・人が生活する温度(10℃程度)では、電気エネルギーを熱エネルギーに変えるより、既にある大気のエネルギーを集める方が効率がよい
みなさんはエントロピーという言葉を知っておられるでしょうか。エントロピーはマクロな系への熱の移動をあらわし、系の乱雑さを表す状態量です。このエントロピーは、熱力学の気体の属性のひとつでしたが、研究が進むにつれて気体から得られる情報に関係することが指摘され、情報理論に応用されるようになりました。情報論的には、エントロピーは情報量を表します。エントロピーが低いということは、観測者から見て意外性が大きく、エントロピーが大きいということは、当たり前ということとなるようです。エントロピーは増大するということは、あたりまえである、熱(エネルギー)は拡散するという熱力学第2法則にあたります。
もし、小さなエネルギーで大きなエネルギーを集められるとしたらすばらしいとは思いませんか。もし、小さなエネルギーで大きなエネルギーが集められるならば、エネルギー問題という苦難から開放されます。ヒートポンプがそれを実現しているとしたならば、ほんとうそそうです。でも、そう思えてしまったのですから、おもしろいものです。
ヒートポンプの効率が加熱機器よりよいのは、既にある大気中の熱エネルギーを、電気エネルギーを動力へと変換し賢く集めるからです。昔ならば、電気を抵抗器に流して熱源としましたが、一工夫して電気でモーターを回すことで、熱を得ることができるのです。ここで、考えを飛躍させます。情報を利用して、自然界では起こりにくいことをすると、小さなエネルギーで大きなエネルギーを集められ、エントロピーが情報量をあらわすことから、効率よくあつまったエネルギーを情報へと効率よく変換した場合、情報が新たに得られます。即ち、知的行動により新たな情報を得るのです。このサイクルを単純明快に書くと次のようになります。
・知的活動→エネルギーを集める→知的活動→エネルギーを集める→知的活動
知的活動はエネルギーの局在を可能とし、エネルギーの局在により生じた知性の局在は物理法則を超えるのです。そんな夢のような世界がエウレカセブンの世界なのです!!
あまりに苦しい説明で、小生、クダン(苦断)の限界でございます。