雲の向こうの空

立ち上る雲の向こうの空 いかん
見上げしもののあわれとぞ思ふ

ことのはーどこふく風ー

2007年09月10日 | コラム

ことばとはなにかをかんがえたとき そのいみになにをみいだせるのだろう


世界最古の言語は中国語と聞く。シナ・チベット語に属すると聞くが、主に華僑・華人により話されている。

現在、我々が用いてる言語が発展するのか否かは、想像に難くない。それが遅いのか、早いのかについても、検討の余地もない。

何かを考え、検討するとき、そこには客観性を求められるが、言葉は常に何かを求めてやまない。


外国人パブに行くと、そこにはルーマニアのひとがいた。日本で6ヶ月はたらき、火曜日で終わるそうだ。

「ルーマニアってどこ」と聞くと、彼女は黒海を基点に、国を説明した。黒海の西がルーマニアで、南がブルガリア、北はウクライナだそうだ。

「ブルガリアはヨーグルトだね」という。

彼女は、どことも知れない空間を指し示す手を見ながら「ここ、ウクライナ」と説明し終えて、いちど消えたたばこに火を点けた。


次に彼女はドラキュラについて話し始めた。ドラキュラ男爵は城にいると思うが、彼女が言うには「キャッスルはいえ」だそうである。「キャッスルは城やろ」と正すが、ことはうまくいかないものである・・・。スクリーンの「オススメ」を指差して「読めるんか」と聞くが「またのご利用をよろしくお願いいたします」と下の流れる文字を読むだけである。「下から読むんか!?」と正すと、カタカナと漢字は読めないとすねる。とことんやりあったすえ、制止がはいるしまつである。


ルーマニアに帰るには、関空からパリに行く路線があるので、それを利用するそうだが、エアー中部じゃだめなのかと考えた。調べてみると、韓国にわざわざ足を運ぶには陸路がないので、車じゃ無理だそうだ(間違って便とったら大変や)。


ドラキュラを知らないと答える小生に、咬みつこうとするルーマニア人をしり目にして、「ときめきトゥナイト」って最後どうなったっけ?とマンガの落ちを心配するのである。


吹き出しに色取られたコマで表現されるマンガが世に認められ、日本のアニメ・マンガ文化がオタク文化として世の中を席捲するなか、中国をはじめとする各国で日本の文化が猛威を振るっている。風土は違えども、文化は世界を共通にできるのか、疑問は絶えないところである。


はっつねがと~どきっましたょぉ~♪