お初釜の干菓子

2019-01-15 11:49:14 | お菓子とお茶

お師匠の先生のお初釜で、私の干菓子を使っていただきました。

おめでたい新春に相応しいように、富士山と梅をかたどることにいたしました。


1種は、押物製で「御山みやま」と名付けました。

豊かに雪が降り積もった富士山をイメージして、白と青に染め分けて、焼印を付けました。

もう1種は、寒氷製で「梅」と名付けました。

紅梅と白梅をひとセットに、ほんのり金箔でお化粧しました。


年に一度のお大切なお初釜に、私のお菓子を使ってくださる事がとてもありがたく、嬉しく、
ひとつひとつ心を込めて丁寧に作らせていただきました。

和やかなお薄の席で、みなさまにたのしんでいただけて幸せでした。


「毎年同じ事が出来る幸せ」と仰る先生のお言葉が心に沁みます。

新春クッキー詰め合わせ

2019-01-15 09:40:54 | お菓子とお茶

新春のお集まりに召し上がるクッキーの詰め合わせのご要望をいただきました。

年末に作った小箱を基本に、形や大きさをアレンジし、

抹茶やチョコレートなどを加え、お味もアレンジ。


すぐに召し上がるとのことでしたので、アクリルの平たいケースに詰合せました。

豊かなお茶のひと時を、華やかに演出しますように
心を込めてお渡しいたしました。

ごぼう 恒例の花びら餅の準備

2019-01-15 09:22:31 | お菓子とお茶

今年も恒例の花びら餅を作ります。

先ずは、「袱紗牛蒡(ふくさごぼう)」作りから。
中にはさむ、ごぼうの砂糖漬けのことです。
これに3日かかります。

1日目は、ごぼうの皮をそぎ、大きさに切って、水晒し、ゆで汁をこぼしながら煮て灰汁を抜いていきます。

今年は、京都伝統野菜の堀川ごぼうをオーガニックで求めました。

さすが!柔らかくなるのがとても早いです。

次は、蜜を作り、水煮したごぼうをゆっくりと1時間かけて煮ます。

そのまま冷まして、一日置きます

2日目は、火にかけ温めてざるに上げ、蜜にざら目糖を足して糖度を上げ、また一時間コトコト。

再びそのまま冷まして、一日置きます

いよいよ3日目。
火にかけ温めてざるに上げ、蜜に更にざら目糖を足して糖度を上げ、ごぼうを浸けて1時間ほど。

蜜もずいぶん濃くなりました。

出来上がったごぼうを、上白糖に上げてまぶします。

とても柔らかく風味良く仕上がりました。

今度は、きれいに並べて予熱のオーブンで表面を乾かします。


袱紗牛蒡の出来上がり。

ひとつひとつの工程を丁寧に、出来上がったごぼうはこのままでも美味しい。

花びら餅に仕上げるのがたのしみです