ゆずと日がな一日

桃の里から来た猫
来桃里との幸せな時間を綴ります

ふたりのアン

2013-11-07 | スケッチ
読書週間もそろそろ終わりに近づいてきました
今回の標語は『本と旅する 本を旅する』でしたが、素敵な表現だと思いませんか?
特に<本を旅する…> 本にはすでにストーリーという船が用意され、漂いながらその世界を旅する…ような…
お気に入りの本や新しく出会った本、その世界に入り込むと何時間でも漂っていられます

さて、私には心の友人アンがふたりいます
ひとりは「赤毛のアン」のアン
名前の綴りの最後に  の付くアンです

もうひとりは作家、アン・マキャフリー SF・ファンタジーの作家です
なんと、彼女の名前の綴りもAnne McCaffrey 終わりにが付きます
アンが言うように、綴りの終わりに  が付いた方が親しみやすそうに感じられます

アン・マキャフリーには「パーンの竜騎士」シリーズや「歌う船」シリーズ…多くの著書がありますが、きょうは私が10年ほど前に出会った彼女の中編ファンタジー『誰も猫には気づかない』について…



この本はネコさんが大好きなアン・マキャフリーによる猫好きの人々の為の中編ファンタジーです
表紙のネコさんも素敵

詳しい内容には触れない様に注意しつつ…

この本の世界、時は中世、エスファニア公国が舞台です
公国の摂政マンガン・ティーゲの飼いネコ<ニフィ>が、摂政の亡き後 年若い王子や公国を救う…というストーリー

彼女の名前の由来は…マグニフィセント
この名前にも秘密があります
彼女の体は黒煙色 そしてアーモンド型の緑の目
賢く、思慮深く、大胆に行動する彼女の活躍ぶりは…とてもとても目が離せません

…これ以上はストーリーに触れてしまいます
何と言ってもミステリアスなファンタジー…書き過ぎはNGですね

 東京創元社 「誰も猫には気づかない」 
アン・マキャフリー

冬の日の午後、暖かいお部屋でネコさんを膝に乗せ、コーヒーを片手に読むにはうってつけの1冊
膝の上でネコさんがゴロゴロとのどをならしてくれたら最高のBGMです

ところで…余談ですが、私はブログの中でゆずの言葉をカタカナで表してきました
これは、アン・マキャフリーの著書「パーンの竜騎士」シリーズを習ったものです
このシリーズに登場する竜の言葉がカタカナで書いてあり、人と竜との心の交流の表現が何とも素敵に感じられて…
それを思い出し、真似たわけです
パーンの竜騎士のお話のように、ゆずとテレパシーで語り合いたかったなぁ…



ユズハ テレパシー オクッテイタンダケドナァ…

キャッチスルノ ヘタナンダモノ…




コメント (14)
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