ここではゆずの貧血を改善しようとした日々を書こうと思います
併せて、投薬についてもここで書きます
まず最初に、貧血を改善しようともがいていた私とゆずに、薬やサプリメントの事を教えて下さった方々に感謝を申し上げます
諦めそうになり、気持ちも折れていた私を励まして下さった方々に感謝を申し上げます
私たちだけではどうにもならなかった時に、優しく、力強く励ましていただき、ありがとうございました
ゆずの血液、4月1日以降、亡くなるまでの47日間に10回を越えて採血し検査しました
全部の数値を書いても意味がないので、普段の数値⇒発症直後⇒治療中の最低値⇒最期の検査数値を書いておきます
WBC…5000⇒4200⇒1200⇒14100(/ul)
RBC…900⇒557⇒317⇒546(10000/ul)
PLT…20.0⇒4.1⇒3.0⇒14.8(10000/ul)
Hb…13.0⇒8.6⇒4.6⇒9.3(g/dl)
治療の事、薬の事、日々変わった時期もあり、1週間単位で変わった時期もあり…
わかりにくくなってしまうので、日付を追って書きます
4月3日
先生とは電話でやり取りをし、病院へは行かずに過ごす
ゆずは元気がなく、カリカリは数粒しか食べない
利胆剤を飲ませる(ゴクミシン)
癲癇の発作を抑える薬を飲ませるのを中止
4月4日
ふらつきながらも動いている
カリカリはほんの数粒しか食べない
病院で診察を受け、今後についての説明を聞く
もしかしたら肝臓にリンパ腫があるかもしれないとのこと
6日金曜日に血液検査をして、肝臓の穿刺検査が出来るかどうか判断
出来るようなら翌土曜日に穿刺検査
それまでは利胆剤と抗生剤で対応することに…
水を飲まないのでシリンジで口に入れる
数回に分けてなんとか4ml飲ませる
夕方、鼻は黄色
4月5日
未明に発作をおこす
鼻の黄色が濃くなっていくようで、病院に連れて行く
血液検査の結果は、血液・肝臓共に悪化
TBILは5.8
穿刺検査による肝臓からの出血が怖いが、待てる状況ではない
検査強行、結果は肝臓にリンパ芽球がたくさん見られた
リンパ腫だ
お水を飲まないので皮下点滴(50ml)抗生剤を注射
ステロイドも注射
4月6日
食べない、飲まない、おしっこは茶色、暗がりに行きたがる、ふらつきは酷い、抱っこを嫌がる、体に触るのも嫌がる
抗がん剤使用
L-アスパラギナーゼ、ステロイド、抗生剤を注射
皮下点滴(50ml)ビタミン剤
夜になって少し食べ始めた
4月7日
薬 朝 利胆剤1錠、昼 抗生剤1錠とステロイド1と4分の1錠
食欲が戻り始めた
4月8日~10日
ステロイドを使用し始めて1週間、まるで食べなかったゆずの食欲が戻ったと思ったら、今度はステロイドの副作用でよく食べるように…
食べたいだけ食べさせてあげようと思った
薬は7日と同様
2日以降、体に触られるのを嫌がっていたが、一転してなでて欲しい様子
4月11日
何も問題がなければプロトコル1回目の抗がん剤の中で使い残した硫酸ビンクリスチン投与の日
血液検査の結果、状態が悪く見送り
ゆずの血液についての説明を受ける
状態が悪い原因として、
①抗がん剤による骨髄抑制
②猫白血病ウイルスが直接血液を攻撃している
①ならば改善の方法がある
ゆずの血液型を調べ、A型ならば先生の猫さんの血を輸血
②ならばアウト
①、②のどちらなのかを判断するには全身麻酔をかけ骨髄液を採取し、検査する
ゆずは耐えられないだろう…という先生の判断があり、私も同様に、それは望まなかった
薬は前日と同様に飲ませる
4月12日
血液型はA型だった
午後、輸血(全血輸血、50ml)
3時間ほどかけてゆっくり輸血する
これでゆずの血液が改善され、以降も自力で改善の兆しが見られれば、再び抗がん剤の治療を始める事になる
薬は前日同様に飲ませる
4月13日
ゆずの血液は輸血をしても改善されなかった
WBCは1200まで下がり、歩くのもふらふらな状態
先生の説明は比較的冷静に聞けた
ナイタクセニ…
5日に投与したL-アスパラギナーゼは免疫抑制はおこし難いものだった事、今までの経緯を考えると、骨髄異形成症候群である事…やはりウイルスが血液に影響していた
今後はゆずの生活のクオリティを優先する
薬は朝ステロイド(プレドニゾロン)1と4分の1錠、利胆剤(ウルソ50)1錠、シクロスポリン25(免疫の薬)1錠
夜はステロイド1と4分の1錠、抗生剤(ビクタス10)1錠
この組み合わせで1週間頑張る事になった
先生からこれから起こるかもしれない症状についての説明があった
敗血症、多臓器不全の状態になることが考えられると…
もう時間は無いのか…苦しい思いだけはさせたくないと思った
4月14日
貧血は改善されないが、ゆずは元気になってきた
さらに朗報が…
ビタミンK2とステロイドの併用で骨髄異形成症候群の症状が改善されるとの事
ネットで片っ端から検索し、プリントアウトする
4月15日
先生にビタミンK2の事を相談
先生にも賛成していただき、取り寄せてもらう
元気になってきたゆず、家族が帰宅すると甘える仕草を見せるようになってきた
ビタミンK2は脂溶性のビタミンで消化が悪い
昼ごはんの15分くらい前にシリンジで飲ませる
体重1kgに対し、1mgか2mg投与とある
ゆずは3kgなので、間を取って1回に3mg
(ケイツーシロップ0.2%)
さらに貧血改善の薬、ペットチニックの情報も寄せられる
ゆずの白血球が改善されたら、ペットチニックも試してみようと思う
4月24日
WBCの値があがってきた
血小板も基準値内になるが、赤血球、血液の濃度が依然として低いまま…
しかも、肝臓値がじわっと悪化
総合的に見て、抗がん剤は使えない
13日からの薬、同様に飲ませる
4月29日・30日
ステロイドの影響で、食べても食べても満足できない様子
毎日体重測定、毎日検温
だいたい37.8度位の体温だが、時々38度を超える
悪化していた肝臓値、落ち着いてきた
しかし、赤血球と血液の濃度が上がって来ない
WBCが改善されても、ゆずは貧血のまま
先生は『抗がん剤は使えません』と…
ステロイドの夜の分を1と4分の1錠から2分の1錠に変えた
この内容でまた1週間
5月6日
WBC、血小板、肝臓値は落ち着いている
やはり問題は赤血球
上がって来ない
先週1週間、ステロイドの量を減らしても、血液の状態が悪化しなかったので、減らしたまままた1週間頑張る事に…
抗がん剤はやはり使えない
5月13日
ステロイドを減らしていたが、血液の状態、赤血球を含めて上向きになる
さらにステロイドを減らして、夜の分を飲まない事にする
これで、2週間頑張って、血液が良い状態なら抗がん剤を使いましょう…ということになる
貧血の事など気にせずにいられるくらい元気になって来ていたゆずでしたが、17日、逝ってしまいました
抗がん剤による治療が有効なリンパ腫でしたが、血液の状態が悪く、抗がん剤は結局1回しか使えませんでした
数字を追いながら、これを最後まで読んでいらっしゃる方は、おそらくしっぽ家族がFeLVのキャリアなのだと思います
大変かもしれませんが、愛する家族のためにどうか治療を怖がらないで下さいね
最後になってしまいましたが、ゆずを保護した当時から、何もわからない私に手取り足取りネコさんの事を教えてくださり、また、ゆずの体を一緒に考えて治そうとご尽力くださったS先生に、感謝を申し上げます
大切な事、忘れていました
ネコさんの治療をしていただく先生との信頼関係です
先生とちゃんと話を出来るようにしておくと、治療の事、こちらの希望も伝えやすくなります
FeLVキャリアのネコさん、出来れば発症することなく、長く長く幸せな時間が続きますように…
こんなつたない文章を読まなければならない羽目になりませんように…
ゆずと一緒に祈ります
併せて、投薬についてもここで書きます
まず最初に、貧血を改善しようともがいていた私とゆずに、薬やサプリメントの事を教えて下さった方々に感謝を申し上げます
諦めそうになり、気持ちも折れていた私を励まして下さった方々に感謝を申し上げます
私たちだけではどうにもならなかった時に、優しく、力強く励ましていただき、ありがとうございました
ゆずの血液、4月1日以降、亡くなるまでの47日間に10回を越えて採血し検査しました
全部の数値を書いても意味がないので、普段の数値⇒発症直後⇒治療中の最低値⇒最期の検査数値を書いておきます
WBC…5000⇒4200⇒1200⇒14100(/ul)
RBC…900⇒557⇒317⇒546(10000/ul)
PLT…20.0⇒4.1⇒3.0⇒14.8(10000/ul)
Hb…13.0⇒8.6⇒4.6⇒9.3(g/dl)
治療の事、薬の事、日々変わった時期もあり、1週間単位で変わった時期もあり…
わかりにくくなってしまうので、日付を追って書きます
4月3日
先生とは電話でやり取りをし、病院へは行かずに過ごす
ゆずは元気がなく、カリカリは数粒しか食べない
利胆剤を飲ませる(ゴクミシン)
癲癇の発作を抑える薬を飲ませるのを中止
4月4日
ふらつきながらも動いている
カリカリはほんの数粒しか食べない
病院で診察を受け、今後についての説明を聞く
もしかしたら肝臓にリンパ腫があるかもしれないとのこと
6日金曜日に血液検査をして、肝臓の穿刺検査が出来るかどうか判断
出来るようなら翌土曜日に穿刺検査
それまでは利胆剤と抗生剤で対応することに…
水を飲まないのでシリンジで口に入れる
数回に分けてなんとか4ml飲ませる
夕方、鼻は黄色
4月5日
未明に発作をおこす
鼻の黄色が濃くなっていくようで、病院に連れて行く
血液検査の結果は、血液・肝臓共に悪化
TBILは5.8
穿刺検査による肝臓からの出血が怖いが、待てる状況ではない
検査強行、結果は肝臓にリンパ芽球がたくさん見られた
リンパ腫だ
お水を飲まないので皮下点滴(50ml)抗生剤を注射
ステロイドも注射
4月6日
食べない、飲まない、おしっこは茶色、暗がりに行きたがる、ふらつきは酷い、抱っこを嫌がる、体に触るのも嫌がる
抗がん剤使用
L-アスパラギナーゼ、ステロイド、抗生剤を注射
皮下点滴(50ml)ビタミン剤
夜になって少し食べ始めた
4月7日
薬 朝 利胆剤1錠、昼 抗生剤1錠とステロイド1と4分の1錠
食欲が戻り始めた
4月8日~10日
ステロイドを使用し始めて1週間、まるで食べなかったゆずの食欲が戻ったと思ったら、今度はステロイドの副作用でよく食べるように…
食べたいだけ食べさせてあげようと思った
薬は7日と同様
2日以降、体に触られるのを嫌がっていたが、一転してなでて欲しい様子
4月11日
何も問題がなければプロトコル1回目の抗がん剤の中で使い残した硫酸ビンクリスチン投与の日
血液検査の結果、状態が悪く見送り
ゆずの血液についての説明を受ける
状態が悪い原因として、
①抗がん剤による骨髄抑制
②猫白血病ウイルスが直接血液を攻撃している
①ならば改善の方法がある
ゆずの血液型を調べ、A型ならば先生の猫さんの血を輸血
②ならばアウト
①、②のどちらなのかを判断するには全身麻酔をかけ骨髄液を採取し、検査する
ゆずは耐えられないだろう…という先生の判断があり、私も同様に、それは望まなかった
薬は前日と同様に飲ませる
4月12日
血液型はA型だった
午後、輸血(全血輸血、50ml)
3時間ほどかけてゆっくり輸血する
これでゆずの血液が改善され、以降も自力で改善の兆しが見られれば、再び抗がん剤の治療を始める事になる
薬は前日同様に飲ませる
4月13日
ゆずの血液は輸血をしても改善されなかった
WBCは1200まで下がり、歩くのもふらふらな状態
先生の説明は比較的冷静に聞けた
ナイタクセニ…
5日に投与したL-アスパラギナーゼは免疫抑制はおこし難いものだった事、今までの経緯を考えると、骨髄異形成症候群である事…やはりウイルスが血液に影響していた
今後はゆずの生活のクオリティを優先する
薬は朝ステロイド(プレドニゾロン)1と4分の1錠、利胆剤(ウルソ50)1錠、シクロスポリン25(免疫の薬)1錠
夜はステロイド1と4分の1錠、抗生剤(ビクタス10)1錠
この組み合わせで1週間頑張る事になった
先生からこれから起こるかもしれない症状についての説明があった
敗血症、多臓器不全の状態になることが考えられると…
もう時間は無いのか…苦しい思いだけはさせたくないと思った
4月14日
貧血は改善されないが、ゆずは元気になってきた
さらに朗報が…
ビタミンK2とステロイドの併用で骨髄異形成症候群の症状が改善されるとの事
ネットで片っ端から検索し、プリントアウトする
4月15日
先生にビタミンK2の事を相談
先生にも賛成していただき、取り寄せてもらう
元気になってきたゆず、家族が帰宅すると甘える仕草を見せるようになってきた
ビタミンK2は脂溶性のビタミンで消化が悪い
昼ごはんの15分くらい前にシリンジで飲ませる
体重1kgに対し、1mgか2mg投与とある
ゆずは3kgなので、間を取って1回に3mg
(ケイツーシロップ0.2%)
さらに貧血改善の薬、ペットチニックの情報も寄せられる
ゆずの白血球が改善されたら、ペットチニックも試してみようと思う
4月24日
WBCの値があがってきた
血小板も基準値内になるが、赤血球、血液の濃度が依然として低いまま…
しかも、肝臓値がじわっと悪化
総合的に見て、抗がん剤は使えない
13日からの薬、同様に飲ませる
4月29日・30日
ステロイドの影響で、食べても食べても満足できない様子
毎日体重測定、毎日検温
だいたい37.8度位の体温だが、時々38度を超える
悪化していた肝臓値、落ち着いてきた
しかし、赤血球と血液の濃度が上がって来ない
WBCが改善されても、ゆずは貧血のまま
先生は『抗がん剤は使えません』と…
ステロイドの夜の分を1と4分の1錠から2分の1錠に変えた
この内容でまた1週間
5月6日
WBC、血小板、肝臓値は落ち着いている
やはり問題は赤血球
上がって来ない
先週1週間、ステロイドの量を減らしても、血液の状態が悪化しなかったので、減らしたまままた1週間頑張る事に…
抗がん剤はやはり使えない
5月13日
ステロイドを減らしていたが、血液の状態、赤血球を含めて上向きになる
さらにステロイドを減らして、夜の分を飲まない事にする
これで、2週間頑張って、血液が良い状態なら抗がん剤を使いましょう…ということになる
貧血の事など気にせずにいられるくらい元気になって来ていたゆずでしたが、17日、逝ってしまいました
抗がん剤による治療が有効なリンパ腫でしたが、血液の状態が悪く、抗がん剤は結局1回しか使えませんでした
数字を追いながら、これを最後まで読んでいらっしゃる方は、おそらくしっぽ家族がFeLVのキャリアなのだと思います
大変かもしれませんが、愛する家族のためにどうか治療を怖がらないで下さいね
最後になってしまいましたが、ゆずを保護した当時から、何もわからない私に手取り足取りネコさんの事を教えてくださり、また、ゆずの体を一緒に考えて治そうとご尽力くださったS先生に、感謝を申し上げます
大切な事、忘れていました
ネコさんの治療をしていただく先生との信頼関係です
先生とちゃんと話を出来るようにしておくと、治療の事、こちらの希望も伝えやすくなります
FeLVキャリアのネコさん、出来れば発症することなく、長く長く幸せな時間が続きますように…
こんなつたない文章を読まなければならない羽目になりませんように…
ゆずと一緒に祈ります