ラヂオ惑星モルファス

今日聞いた音楽・・・ヴィヴァルディ 歌劇「バヤゼット」序曲



ヴィヴァルディは、もともとがヴァイオリン奏者であり数多くのヴァイオリン協奏曲を作曲し、とりわけ「 Il cimento dell'armonia e dell'inventione」(和声と創意の試み)と題された協奏曲集のうち第1番から第4番が「四季」として有名ですね。
しかし、ご存じのとおりヨーロッパでは一流の作曲家とはすなわちオペラの作曲家でした。後代、ベートーベン以降の大作曲家もオペラを作曲して一流と認められようとしていたので、おそらくは・・・交響曲を作曲しても現代の評価とは異なるものだ、と考えるべきでしょうか?オペラの評価は音楽だけでなくテーマや脚本、歌唱などの多岐に亘りますから、現代のミュージカル同様にヒットすればよし、何かが欠けていたり陳腐となったり費用が掛かりすぎたりと時代にそぐわなくなる確率も高いのでしょう、現在では全く上演されないオペラも数多くありますね。
ヴィヴァルディも数多くのオペラを作曲しています。この「バヤゼット」はオスマントルコのバヤズィト1世という第4代皇帝が主人公です。この皇帝はオスマントルコの皇帝として即位する際の「兄弟殺し」(もちろん相続争いを避けるため)を始めており、十字軍に勝利するなどの活躍がありましたが後に一代で帝国を築いたチムールと争って敗れ捕虜となり死亡しいます。
オペラの初演は1735年、ヴェローナのフィラルモーニコ劇場であったとウィキの記事にありました。
曲そのものはヴィヴァルディらしい明るい曲調で、眉間にしわを刻むような後世のドイツ音楽とは全く異なる世界ですね。


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