旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

一寸の虫にも五分の魂・・・、生命への畏敬? 

2009-08-21 23:02:36 | 日々雑感
満開だったノウゼンカズラは、すっかり葉っぱだらけになった。これで道路の掃除もだいぶ楽になったと思ったら、想定外のことが発生した。



(7月20日ころの花姿)



みずみずしい葉が、枝先から少しずつ姿を消し始めた。
路面には黒い粒々。

「虫でも付いたか?! エエ~い、仕方ない。棒で叩き落とすか。」

振り回すこと数回。葉っぱのみならず枝も折ってしまったが・・・。
しかし、地面を見まわしてもそれらしい姿は見つからない。

ひとり、ぶつくさ言いながら、ほうきで掃いて、
庭の端に置いてあるコンポスト容器に投入。

その途端、バタバタうごめく奇怪なもの。
鮮やかな深緑と黄緑のツートンカラー。葉や柄とまったく同じ。
そして“デカイ”。しかも二匹。
すかさず、容器の蓋(ふた)を思い切り閉めてやった。

    *

あれから今日で3日になる。
今頃、虫はどうしているだろうか?

姿、形が、我が意に沿わないからと、他の生ゴミと一緒にしてしまったが、
「一寸の虫にも五分の魂」、
「お盆が過ぎたばかりだというのに・・・・」、
「輪廻転生」、
などと、今も様々な思いが湧いてくる。

かといって、今さら容器の蓋を開けて生存を確認してみるなどという勇気は出てこないし。

“南無阿弥陀仏、なむあみだぶつ、ナムアミダブツ・・・”

     *

後でわかったことだが、その虫はシモフリスズメ(幼虫)というものらしい。
なんか可愛らしい名前。

興味関心のある人は、ぜひご覧ください。
ページの下の方で画像が紹介されています。
(気の弱い方は、成虫の絵くらいでやめたほうが良いかもしれません。あとはシリマセンから・・・。)

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