多摩川の岸辺に立つといつも思い出すものがある。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし。・・・」(鴨長明『方丈記』)
本棚の隅っこにある文庫本を久しぶりに取り出して読んでみたら、『発心集』にも興味が湧いてきた。
あいにく近所の区立図書館には蔵書がない。
そこで、図書館ネット(横断検索)を利用し、他の図書館の本を借り出した。
ついでに長い間読んでみたかった華厳経に関する本も・・・。
それにしても、華厳経は字ずらを追いかけてもさっぱり理解できない。
「奈良東大寺の大仏さんはデッカイもんだ!」と見上げたことはあっても~。
※奈良東大寺:華厳宗総本山。大仏は毘盧遮那仏。
その昔、わが若かりしころ地方税に関わる仕事をしていたときのこと。
仲間うちでよくぼやいたものだった。
「税法は、一読難解、二読誤解、三読不可解!」と。
(多分、その最たるものは租税特別措置法だったと思う。)
もう本の返却期限が迫ってきた。
仕方がないので、「此処は」と思うページを何枚かコピーしておくことにした。
最近更新されていないので心配しています。御身体でもこわされたのでしょうか?
仙台もやっと秋の気配が始まりました。