![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/79/02fa962044739b5c5899b5df4b7a744b.jpg)
花売車 どこへ押せども 母貧し
寺山修司 作年不詳
5月21日(土)、区の図書館に予約本を受け取りにいったとき、郷土資料コーナーに寺山修司関連資料があったのでパラパラめくって見た。
上はその中にあった句。
かれこれ40年以上も前のことになるが、自身が苦労人であるわたしの職場の先輩がしみじみ話してくれた。
「自分の母は野菜をリヤカーにのせて行商していた。
1円、2円の利益を売るため母はどれだけ苦労していたことか。
客は、すぐに”まけろ!”と言う。
それ見ていて、悲しさと怒りが込み上げてきたものだった。」と。
その思いはわたしにもよくわかる。
似たような生活をしてきたから。
以来、”まけて”と言わないように努めて今日まで来た。
(ただし、店員側がそういう声を掛けてくるような大手家電量販店では時にはやるけど~。)
※まける:値引く
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます