静かで心地良い夜。
あっ
心地良いって言葉は間違いだった。
その思いっ切り逆。
宇宙の遥かに逆だった。
TV点けない。
耳に音を入れたく無い。
入られたく無い。
そんな夜、
無いかな?
静かだと考え過ぎてしまう時間だから、
どうであれ、
僕には、
眠りに落ちていられた方が、
今は、
1番の逃げ道みたい。
意識の生まれない中でなら、
何も考えないで自動的に時間が過ぎてくれるから、
それが間違い無く良い。
意識の無い時間が、
きっと?
一番自分を緩められる気がする。
厄介な、
変な夢も浮かぶ夜もあるけど。
今の僕には。
数少ない温和な時間が、
そんな、
落ちている時間。
空間。
意地でcoffee飲んでる部分も有って、
勿論大好きなんだけど。
其処すら、
僕の妄想が未だに部屋では生きてて、
動いている影。
僕がcoffee淹れる。
すぐ側で、
飲む瞬間の唇。
CUPから離される時の唇。
唇の柔らかさ。
漏れる空気。
漂う酸素。
その瞬間の全ての空気。
首筋。
飲み落とされる行く音。
伝わる首筋の匂い。
僕の思い込みかも知れないけど、
僕にしか分からない匂い。
例えようがないんだけど、
絶対感覚が記憶している。
細胞が覚えているよ。
飲み込んでしまいたい匂い。
温もりすら、
口に含みたい。
CUPを握る指先。
全て、
全部、
眼の前に在ったはず。
喜んで貰えないcoffeeは、
味気ない。
美味しくない。
だけど。
今は意地で飲むし、
豆の鮮度を最低守る為に飲んでる始末。
美味しんだけど、
確実に喜べない。
心底美味しくないや。
贅沢言ってて、
馬鹿だって思うけど、
分かってるけど、
本当なんだ。
で、
未明の時間、
トイレで起こされてる。
熟睡には程遠く、
目覚めれば寝室の現実、
闇の重さ。
その今を噛み締めさせられる。
楽しい話題でも綴れれば、
此処に来てくれる人も楽しいんだろうけど。
ごめん。
ね?
こんなんで。
指折り数えてる時点で、
1㍉すら動けてないじゃん。
あの日から。
特に、
夜が嫌い。
静かさが嫌い。
日替わりで嫌い。
話長くて御免なさい。
おやじボクサー
日中、
雲が所々在ったけど、
水色の空。
澄んでたね。
蒼い空に透かされるみたいだったよ。