真っ黒になった時間の中で、
気付いたら、
あっという間に歳喰っちゃってて。
3年も過ぎて現在進行形。
内側へ内側へ潜るように潜りまくって、
どんだけでも、
底に辿り着けない地底人になっちゃって。
気持ちの良い快晴の水色の朝でも、
雨音が強く刺さる無の空間の夜でも、
全てを帳消しにしてしまう淡い淡い大昔の想い出。
また、
振り出し地点に、
あっという間に転げ落ちている。
そしたら、
なんか、
すんげ泣けた。
誰にじゃ無くて、
時間に。
御免なさい御免なさい、
御免なさい御免なさい、
本当に御免なさい。
御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい、
記憶に謝っている。
深夜の真っ暗な車の中、
気付くと毎晩二重人格者。
自己完結行方不明者。
嗚咽。
おえつ。
雑誌や小説やTVや映画でしか、
見た事も聞いた事も無い。
嗚咽。
終いには?
何に、
どこに、
誰に、
嗚咽しているのかさえ、
行方不明。
あっ
僕が?
ひょっとして、
ひょっとしたら、
こーゆーのを?
壊れたって言うのか。
初めて今。
気付いたよ。
尾崎