家庭をもっている立場として、
父親としての視点も、
険しい人生設計も含めて、
今の時代ならではの共感を抱ける映画でした。
派手に泣かせる部分は少ないけど、
しっとり、
じわ~っと泣かせてくれました。
その辺りの過剰な演出も控えめ、
でも実話ベース(自伝)のリアリティ。
普通に考えたら、
共感出来る点も多いけど、
自分にはそんな人生を歩めないなぁ・・・・・・・
と腰が引けてしまいます。
そのくらい、
夢と(人生への)冒険と、
家族の絆を再生させたいと言う、
主人公の生き様を描いた映画でした。
実話をベースにしているものの、
偶然的な幸運に救われている点もあり、
「もしそれがなかったら?」などと考えると、
その人の人生ってどうなってしまったのだろう・・・・・
と、
現実の怖さもありました。
魅力的なキャスト。
マット・デイモンもすっかり貫禄のある体系。
役作りなのか?
ナチュラルなのか?
わかりませんが、
演じている役としては等身大の父親像を伝えています。
「ボーン」シリーズで魅せた、
シャープなデイモンはそこにはいません。
スカーレット・ヨハンソンの魅力的な表情、
活き活きとしています。
コリン・フォードの初々しい姿、
心に傷を負った「息子」を適役な繊細さを見せてくれます。
TOHOシネマズ水戸内原。
ラストのラストで、
見たかった光景で本編を〆てくれます。
ゆっくりと、
ゆっくりと、
余韻に浸れるくらいの速さで、
想像と回顧が両立する「亡き妻」と初めて出会った時のシーンの説明。
そのシーンを、
まだ生まれてもいない子供と同時に見ている、
(結婚する前なので当たり前だけど)
号泣するほど泣けないけど、
ぽろりぽろとこぼれてくるくらいの涙。
そこがサプライズ。
妻、
子供、
家族。
それぞれの視点をリンクさせてくれる映画でした。
追伸
邦題が損をしている典型的な映画かな(^^;
もうちょっと何とか・・・・・・・・・・・・・・。
最愛の人の死から立ち直るまでの、
軌跡を描いた奇跡の実話。
ファミリーにお奨めの映画です!!!