以前購入して今でも頻繁に読み返します。
『上を向いて歩こう』
絵本です。
(興味のある方は普通にネットで購入出来ますよ)
作家は「のぶみ」さんです。
元・暴走族のリーダーと言う肩書、
凄い転身ですね。
何度も何度も、
夜中に読み返してしまいます。
昨日も読んだし、
今日も読んだんだ。
読んで泣いて、
また読んで泣いて。
その繰り返しが止りません。
一体いつまで泣けるんだろう・・・・とかさ。
今日は、
まだ読んでいなかった奥さんに(無理無理に)薦めました。
(「ふれあい祭り」から帰って来た後に)
しばらくの間、
静かに読んでいました。
読みふけっていました。
どう感じたのか、
何を感じたのか、
わからない。
あまりにも真剣に読み入りする姿には、
想定外でした。
ずっとリビングに置いていて、
それでも読まなかった様子なので、、、、、、、、、、、、、、、、
チャっチャっと読み流して終わりかな・・・?
と思っていたんです。
そしたら。
奥さんはしばらく静かになっちゃった。
小さい姿を一層と小さくして。
どう思ったのか聞かない。
何か感じてくれたのならそれで良いと思う。
今参加しているボランティアバス、
色々とキツイ現実だと考えていると思うんだ。
翌日は体バキバキだしね。
僕は、
読み返すたびに勇気をもらえるんだ。
勇気って言うと違うような気もするけれど、
自分自身に「どんなつまんないことでも意味がある!!!」と思わせてくれる。
信じさせてくれる。
そう言う意味で、
勇気がもらえる。
どんなつまんないことでも、
意味もなく疲れることなんてない。
真剣にやればやるほど疲れる、
あ、
当たり前か!!!!
だから疲れないことを求めるのは無理って話。
この場所を、
また次も同じ場所か、
手の皮が破けるくらいにスコップ振りかざして。
ちょっと落ち込んだりもする。
いや、
実はかなり落ち込む時もある。
そのつまんないと思っていることだって、
何か意味があることだと思いたい。
今そこには、
何もなくなって綺麗に更地になっているけれど、
更地になって「完結」なんじゃない。
そこには津波があって、
沢山の人が亡くなってしまった場所。
TVや新聞の世界じゃないってこと。
1つの数字が1個の「人間」なのだと忘れないようにしたい。
尊い1人なんです。
そう。
いつも思っていた。
「自分が救われる気がする!!!」
こんな言葉が、
この絵本の中で見つかるとは思わなかった。
自分が死ぬまでの人生の中で、
(こんなカスみたいな奴でも)
長い短いかはわからないけど、
誰かの役に立てるのなら?
ほんの少しでも役に立てるのなら?
また行くぞ!!!って思う。
だから現地での限られた時間。
少ないけれど全力で。
今出来ることをやりたい。