おやじボクサー(58歳。 19年間ボクシング)   3.11宮城県ボランティア11年間実費参加・『津波』に遭った生き証人

元車椅子。右足首金属ボルト接続。『おやじファイト』優勝。東京での試合は?10戦7勝3引分(39〜44歳)TV放送2回有り

『上を向いて歩こう』 絵本作家のぶみさん @ ボランティアについて。

2013年11月10日 20時39分58秒 | 3.11ボランティア 茨城県水戸から宮城県11年間参加<<社会福祉協議会>>

以前購入して今でも頻繁に読み返します。

 

 

 

 

『上を向いて歩こう』

絵本です。

(興味のある方は普通にネットで購入出来ますよ)

作家は「のぶみ」さんです。

元・暴走族のリーダーと言う肩書、

凄い転身ですね。

 

 

 

何度も何度も、

夜中に読み返してしまいます。

昨日も読んだし、

今日も読んだんだ。

 

読んで泣いて、

また読んで泣いて。

その繰り返しが止りません。

一体いつまで泣けるんだろう・・・・とかさ。

 

 

今日は、

まだ読んでいなかった奥さんに(無理無理に)薦めました。

(「ふれあい祭り」から帰って来た後に)

 

 

 

 

 

しばらくの間、

静かに読んでいました。

読みふけっていました。

 

 

どう感じたのか、

何を感じたのか、

わからない。

 

あまりにも真剣に読み入りする姿には、

想定外でした。

 

ずっとリビングに置いていて、

それでも読まなかった様子なので、、、、、、、、、、、、、、、、

チャっチャっと読み流して終わりかな・・・?

と思っていたんです。

 

 

そしたら。

奥さんはしばらく静かになっちゃった。

小さい姿を一層と小さくして。

 

 

どう思ったのか聞かない。

何か感じてくれたのならそれで良いと思う。

 

今参加しているボランティアバス、

色々とキツイ現実だと考えていると思うんだ。

翌日は体バキバキだしね。

 

 

 

 

 

僕は、

読み返すたびに勇気をもらえるんだ。

勇気って言うと違うような気もするけれど、

自分自身に「どんなつまんないことでも意味がある!!!」と思わせてくれる。

信じさせてくれる。

 

そう言う意味で、

勇気がもらえる。

 

 

 

どんなつまんないことでも、

意味もなく疲れることなんてない。

真剣にやればやるほど疲れる、

あ、

当たり前か!!!!

だから疲れないことを求めるのは無理って話。

 

 

この場所を、

また次も同じ場所か、

手の皮が破けるくらいにスコップ振りかざして。

 

ちょっと落ち込んだりもする。

いや、

実はかなり落ち込む時もある。

 

 

 

そのつまんないと思っていることだって、

何か意味があることだと思いたい。

 

今そこには、

何もなくなって綺麗に更地になっているけれど、

更地になって「完結」なんじゃない。

 

 

そこには津波があって、

沢山の人が亡くなってしまった場所。

TVや新聞の世界じゃないってこと。

 

 

1つの数字が1個の「人間」なのだと忘れないようにしたい。

尊い1人なんです。

 

 

 

 

 

 

そう。

いつも思っていた。

 

「自分が救われる気がする!!!」

 

 

こんな言葉が、

この絵本の中で見つかるとは思わなかった。

 

 

自分が死ぬまでの人生の中で、

(こんなカスみたいな奴でも)

長い短いかはわからないけど、

誰かの役に立てるのなら?

ほんの少しでも役に立てるのなら?

また行くぞ!!!って思う。

 

だから現地での限られた時間。

少ないけれど全力で。

 

今出来ることをやりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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