14:31 2011/03/24
http://www.remnet.jp/lecture/b03_03/2-3.html
■ Q.03 安定ヨウ素剤の予防服用について、
その服用のタイミングと有効性を知りたい?
・甲状腺に放射性ヨウ素が取り込まれる前に安定ヨウ素剤を服用すれば、
そのタイミングと服用量に従って甲状腺の被ばく線量が
阻止あるいは低減される。
・その服用のタイミングとしては、吸入前に服用するとほぼ完全に
甲状腺への放射性ヨウ素の取り込み率を阻止できるが、
・余りにも早くから過剰の安定ヨウ素剤を服用しても効果はない。
・また、吸入後8時間程度までならば、
安定ヨウ素剤単回服用により40%近く
甲状腺への放射性ヨウ素の取り込みを軽減させることができる。
・しかし、すでに吸入後24時間以上を経過している場合には、
安定ヨウ素剤を服用しても甲状腺への放射性ヨウ素の
取り込み阻害効果はほとんどない。(悲しい)
■ Q.12 40歳以上の者であるが、安定ヨウ素剤を飲んでもよいか?
・40歳以上の者では放射性ヨウ素による発がんのリスクは
増大しないので、服用する必要はない。
■ Q.13 40歳以上の者で妊娠中であるが、どのようにすればよいか?
・胎児の甲状腺内部被ばくを防止するために、
優先的に安定ヨウ素剤を服用する。
■ Q.14 授乳婦に対しては、どのような措置が必要となるか?
・安定ヨウ素剤服用の指示が出された場合、
授乳婦は授乳を一時中止し、代用ミルクに切り替え、
また40歳未満の者は安定ヨウ素剤2丸(100mg)を服用する。
http://www.remnet.jp/index.html
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