あさの4時に目が覚めた。
東京のビルの谷間にある人工の川が見える5階建てのビルの4階の1室から見下ろす恐ろしい風景。
街中で数人集まり話をしていた
やわらかな議論
地震があった感覚がなかったが
津波だ
そんな声が聞こえ
真っ黒な水が迫る様子が見えた
仲間は川から離れていく
私は反論していた友人でもないひとりの部屋へ
5階建てのビルの4階へ階段を急いで登った
階段を上がるうちに足元に真っ黒な水が迫ってくる
4階の彼の家族がいる部屋に逃げ込み
窓から川を見下ろすと
逃げ遅れたたくさんの人が道路から流されていく
恐ろしい風景だった
死にたいと願っていた自分が「生」を求めて階段を上り
眼下に「死」をみつめる
夢の中で
なぜ死を願った自分が走ったのか疑問に思っていた
夢の中で
病気で死を願っている症状と
生物として生きようとする本能の葛藤が見てとれた
なんとなくだけれども
地震は遠くでおきたのに
津波が東京湾を襲ったような感じだった
そのあと自分がいる場所も地震に襲われた
生きて地獄をみる恐怖に飲みこまれながら
なぜか冷静な部分もある自分が夢の中にいた
そのあとまた寝て7時に起きた。