資本主義のルールなき暴走に歯止めを

環境破壊、投機金融など、資本主義の暴走が目立ちます。ルールなき暴走に歯止めをかけなければ・・・。

北京オリンピック後の課題

2008-08-25 22:40:01 | Weblog
史上最多の204の国と地域から参加したオリンピックは、メダル獲得国も、75から86に広がり、欧米中心のオリンピックから、文字通り、地球規模にひろがり、ジャマイカのボルト選手の陸上三冠をはじめ、40種目以上の世界新記録と、一方、ドービングは、過去2大会に比べ、最も少ない6という記録を残して24日閉幕しました。
 
ソフトボールの日本の上野選手や、男子マラソンで、最後まで完走した日本の佐藤選手に対する、中国観客の惜しみない拍手など、観客マナーの向上が指摘される中で、日本では、金16、銀9、銅12の計37個のメダルを獲得したアテネ大会に対して、今大会の金9、銀6、同10の計25個と、総数で12個下回り、わけても4位にとどまった野球に対する不満の声が強まっています。
  
しかし、最初から金は当然といった雰囲気を作り上げていった、マスコミにこそ問題があるのではないでしょうか。又、日本の多くの種目に対する多数の外国人指導者の存在を忘れ、中国シンクロの3位入賞を果たした井村雅代ヘッドコーチを裏切り者呼ばわりにする、一部の心ない、偏狭な愛国主義もスポーツ精神に反するものです。一方、日本のオリンピックへの強化費用はオーストラリアの6分の1にとどまることなどが指摘されなければなりません。
 
ともあれ、日本も世界も、オリンピック期間中に明らかになった少数民族問題、過剰警備と過剰商業主義の克服とともに、環境問題、食糧や物価の高騰と景気の減退、日給10憶円と言われる投機マネーの元凶たちと、5秒に一人飢餓のため命を失う人がいる、貧富の格差の問題、核兵器を始めとした軍縮の問題等、待ったなしの問題が山積しています。
 
21世紀をどのような世紀とするか、「一つの世界、一つの夢」をめざす人類の挑戦が求められています。

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