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つばさの党の逮捕の件

2024-05-19 02:45:24 | 時事
 このつばさの党一派について、いつか記事を書こうと思いながら、どうにも時間が作れず、というか私の時間の使い方が実に下手で、なかなか書けずにいました。1年以上前に、彼らがNHK党(当時は政治家女子党)と分離した時に、一本、記事を書き上げたのですが、数日、時機を逸してしまって、公開せずにいました。



 とりあえず、今回のつばさの党の動きは常軌を逸しており、これでは、日本の選挙制度の根幹が脅かされます。こんなことが罷り通るのであれば、日本中に模倣犯が大勢出るでしょう。名前は挙げませんが、例えば何名もの炎上系YouTuber達が、荒れくれた「政党」を結成し、他党を攻撃して、どこかの黒幕から依頼料を貰ったり、YouTubeで再生回数を稼いで、儲けることでしょう。日本の選挙はカオスになり、殆どの政党は街頭演説ができなくなるか、100年前のように院外団と呼ばれる傭兵や私兵集団を抱えなければいけなくなります。選挙の場は、暴力の場と化すでしょう。

 勿論、百年も前に私が生まれていたわけではありませんが、読書を通じて、そういう話をいくつも聞いてきました。

 例えば、日本では、戦前、明治・大正・昭和と、大阪には明石家万吉というヤクザがおり、選挙での街頭演説の攻防に随分と活躍した話が、司馬遼太郎に出てきます。当然ながら、司馬は話を少し盛っていて、正確にはこのような行為をしたのは、彼の女婿の酒井栄蔵だったらしいのですが。

 昔、子供の頃、ヒトラーの伝記も読みましたが、彼は突撃隊という私兵集団を結成しました。やはり、選挙での攻防戦の為にです。ナチスの選挙演説の妨害に来る者には、突撃隊がドスやムチで血祭りにしたそうです。共産党の演説を襲うこともありました。

 ところで、つばさの党のこんなやり方が罷り通れば、日本の選挙は、そんな時代に戻ってしまうことになります。よって、とんでもないというしかないのですが

 では、一体、彼らはなぜ、ここまで狂ってしまったのでしょうか。

 これについては、また、体力と時間のある時に書きたいと思います。
 その主だったところを挙げると、その首謀者 黒川敦彦は、初回の2017年の選挙を実に悪い動機で始めていたこと、そして、2022年、NHK党と合流以後、そこで他党攻撃を繰り返しました。彼はNHK党の悪い習慣と技術を全て吸収してしまい、一方で、数名の所属議員をはじめ、それまで持っていたり新たに獲得した資産の多くを、NHK党から追放されるまでの間に失いました。そのあたりに原因、もしくは背景がありそうですが、今は十分な体力や時間がありませんので、またの機会にさせて頂こうと思います。







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