『聖なる医者 聖リカルド・パンプーリ』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ、28
(写真の説明)
列聖式のためには奇跡が要求されています。この要求に確実に答えうる二つの奇跡がありました。その一つは、列福式の3か月後にスペインで行われたのです。
それは、1982年1月4日のことでした。マヌエル・シフエンテスという10才の子どもが父親と共に薪を集めに行きましたが、木の枝を拾おうとして身をかがめたとたん、一本の枝が子どもの目につきささり、鮮血がほとばしりました。父はすぐさま子どもをかかえて医院にとびこみましたが、あまり傷が深かったので、となりの町の眼科専門医の所につれていきました。ここでも、医者は、なおるみこみがないと、さじをなげたのです。ふと思いついて、父は福者リカルド・パンブーリの小さな遺物をほうたいの下にさしこみ一晩中熱心に取り次ぎを祈りました。ところが次の朝の1月5日、ほうたいをとくと、なんと目の傷は完全になおっていたのです!
(写真の説明)
列聖式のためには奇跡が要求されています。この要求に確実に答えうる二つの奇跡がありました。その一つは、列福式の3か月後にスペインで行われたのです。
それは、1982年1月4日のことでした。マヌエル・シフエンテスという10才の子どもが父親と共に薪を集めに行きましたが、木の枝を拾おうとして身をかがめたとたん、一本の枝が子どもの目につきささり、鮮血がほとばしりました。父はすぐさま子どもをかかえて医院にとびこみましたが、あまり傷が深かったので、となりの町の眼科専門医の所につれていきました。ここでも、医者は、なおるみこみがないと、さじをなげたのです。ふと思いついて、父は福者リカルド・パンブーリの小さな遺物をほうたいの下にさしこみ一晩中熱心に取り次ぎを祈りました。ところが次の朝の1月5日、ほうたいをとくと、なんと目の傷は完全になおっていたのです!